ソフトB今宮“神の手”再び「あのタイミングなら」5戦ぶりスタメンで4安打

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4-3楽天(26日・ヤフオクドーム)

 昨秋の日本シリーズの再現のようだった。同点の5回2死二塁。中村晃が二塁への緩いゴロ(記録は二塁内野安打)を放った瞬間、二塁走者の今宮は全力でスタートを切った。勢いよく三塁を回り、頭からホームに滑り込んだクロスプレーの判定はセーフ。その直後に「待った」が掛かった。

 三塁側ベンチを飛び出した梨田監督はリプレー検証を要求。判定は覆らなかった。捕手嶋のタッチより早く、今宮の左手はホームベースに触れていた。お立ち台で「神の手」について振られたヒーローは「ヘッドスライディングをしただけです」と照れ笑いした。

 最初から一気の生還を狙っていた。「(打者が)中村さんだったので(一塁へ)投げるだろうと。あのタイミングなら(本塁へいける)と」。予想通りに二塁手の藤田は一塁送球を試みたが、ボールが手につかずに落球。本塁送球も遅れたが、今回の「神の手」は深い洞察力から生まれた。

 昨年7月1日以来の1試合4安打もマーク。右肘関節炎から5試合ぶりにスタメン復帰し、フル出場で勝利を引き寄せた。「万全の状態ではないけど、逆に力が抜けていい打撃ができた。散々迷惑をかけたので、これをきっかけにどんどん貢献したい」。帰ってきた背番号「2」が、借金危機に直面していたチームを救った。 (山田孝人)

◆今宮の「神の手」

 2017年のDeNAとの日本シリーズ第2戦(ヤフオクドーム)。1-3で迎えた7回のホークスの攻撃、1点差に迫り、なお2死満塁から中村晃が右前打を放つ。同点の走者に続いて今宮は二塁から本塁を狙ってヘッドスライディング。一度はアウトと判定されたが、リプレー検証で覆り、決勝点をもぎ取った。試合は4-3で勝利。「負けていたら、たぶん(シリーズも)勝てなかった」と今宮は振り返っており、日本一への分岐点となった。

=2018/05/27付 西日本スポーツ=

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