ソフトB今は先手必勝、得点あるのみ 交流戦ラッキーボーイになれる野手は…/秋山幸二氏の目

西日本スポーツ

 「日本生命セ・パ交流戦2018」がきょう29日に開幕する。“4連覇”が懸かる工藤ホークスは甲子園に乗り込み阪神との3連戦に臨む。今季は故障などで主力に離脱者が相次ぐなど苦しみながらも、勝率5割をキープして巻き返しのきっかけにしたい18試合に挑む。過去13度で7度も頂点に立った得意の交流戦で、ホークス浮上の鍵を握るのは-。本紙評論家の秋山幸二氏に今年の交流戦を占ってもらった。

 ソフトバンクは8、9回に絶対的な投手がいた昨季と同じような戦いはできない。交流戦に限らないが、昨季の先発投手は5回までしっかり試合をつくればよかった。1点でもリードして6回から継投に入っていけば、高い確率で勝利をつかんだ。ただ、今年は6、7回まで試合をつくる投球が求められている。セの球団もホークスの現状を把握。リードを許した展開でも終盤までしつこく粘ってくるはずだ。

 試合展開としては先手必勝しかない。1点でも多くリードを奪うこと。早い回から追加点、追加点という状況だ。必然的に好調を維持する柳田の前に走者を置くことが大切になってくる。一人に負担をかけたくはないが、彼のバットに頼る部分は大きい。

 一方で18試合の戦いを制するためには、一昨年の交流戦でMVPを獲得した城所のようなラッキーボーイが必要だ。このところ好調な福田や川島に期待したい。普段はバックアップ的な役割が多い選手を含め、今まで以上に全員でカバーし合う戦いが求められる。

 気になる救援陣のキーマン候補には、加治屋を挙げたい。今の状態なら7回を任せてもいいのではないか。三振を奪えるフォークボールがあるし、真っすぐに球威が出てきた。自信もつけているし、投げっぷりが良くなっている。左を封じる嘉弥真と加治屋。7回にマウンドに上がる彼らが投手陣の鍵を握っている。

 交流戦4連覇が懸かっているとはいえ、チームはそこを意識する状態とは言い難い。交流戦に強いパ・リーグは混戦に拍車が掛かる可能性がある一方で、西武の状態によっては、さらに独走を許すことも考えられる。西武に引き離されないようにしっかりついていくことを考えて戦いたい。 (本紙評論家)

2018/05/29付 西日本スポーツ

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