西武・菊池、今季最多9K!1カ月ぶり復帰星 6回無失点「やっと100%」

西日本スポーツ

 ◆西武2-0阪神(1日・メットライフドーム)

 西武のエースが万全の姿で帰ってきた。内野安打とけん制悪投で招いた2回無死二塁。菊池は動じなかった。中谷を151キロで空振り三振。暴投で走者が三進したが、ロサリオを変化球、江越をこの日最速の157キロでバットに空を切らせた。

 「腕が吹っ飛ぶぐらい振りました。やっと100パーセントで打者に投げられた。意図的に三振も取れた」。圧倒的な存在感で6回を3安打無失点。今季最多の9三振を奪い、最速は自己最速にあと1キロに迫った。

 開幕から6試合で5勝と白星を重ねながら、左肩の張りで約1カ月間戦列を離れた。4月28日以来の今季6勝目。復帰戦を考慮して92球での降板となったが、久しぶりのお立ち台で「もう一度開幕のつもりでやっている」と力を込めた。

 開幕前の寝違えの影響などで、登板後の左肩の回復状況が思わしくない日々が続いた。一時は3年連続の開幕投手を回避することも考えたほどだった。「100パーセントの投球は一度もなかった」。病院の診断は「左肩の機能低下」だった。

■チーム30勝到達

 5月5日にエースは自ら2軍での調整を辻監督に申し出た。夏場以降にフル回転するための苦渋の決断。同6日に登録抹消され、2軍では治療のほか、肩をかばう中で狂ったフォームの微調整も実施。再発防止へ枕などの寝具も交換した。

 仲間の言葉も支えになった。「帰ってくるまで首位を守ると言ってくれた。帰る時には必ず万全にと思った」。約束を守った仲間に応え、本拠地のファンはもちろん、ヤンキースなど10球団以上の米メジャーのスカウトにも復調を見せつけた。

 主砲中村も復帰したチームは6月を白星発進で30勝に到達。2人が不在で10勝14敗と負け越した5月は過去の話だ。交流戦で13勝目(2敗)を挙げ、2015年からの連勝も「8」とした左腕に、辻監督も「らしい、投球をしてくれた」とご満悦。エースが6月攻勢の旗印になる。 (山田孝人)

=2018/06/02付 西日本スポーツ=

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