「外から中へ」自滅したソフトB武田/藤原満氏の目
武田はどうしたのだろうか。直球が走り、初回1死では楠本にカーブを続けて追い込んで二飛。抜群の立ち上がりを見せながら、2死一塁から筒香にあっさり本塁打を許した。絶好調の4番に全球ストレート勝負を挑み、3ボールから自滅しての痛い一発だった。
勝てない時の武田はいつもそうだが打者と戦っていない。ピッチングの基本はストライクゾーンの「中から外へ」。調子が悪いわけでもないのだから攻めればいいのに「外から中へ」でやられる。初球ボールばかりで、4回は柴田、神里にも同じように打たれた。
しかも、初回に2点を失いながら打線が6点も取り返してくれた後だ。さすがに野手も思うところがあったのか、ベンチに戻った武田に声を掛ける様子は見られなかった。攻めて打たれるならまだしも、展開を読めない崩れ方は大いに反省しなければならない。
千賀、東浜が本来の姿ではない中で、本当なら柱となるべき存在。連続完封がありながら、今季ここまで2勝4敗は情けなく、代わりがいれば一度先発ローテーションを飛ばされてもおかしくない。ブルペンでの球数を増やすなり、配球を見直すなり、工夫するべきところはいくつもあるはずだ。 (西日本スポーツ評論家)
=2018/06/04付 西日本スポーツ=




















