ソフトB交流戦首位にサヨナラ…森&モイネロ誤算、工藤監督「しょうがない」

西日本スポーツ

延長10回2死満塁、雄平にサヨナラとなる押し出し四球を与えたモイネロ 拡大

延長10回2死満塁、雄平にサヨナラとなる押し出し四球を与えたモイネロ

9回無死、バレンティンに同点ソロを浴びた森 9回、森が同点を許し渋い表情の工藤監督(右端)

 ◆ヤクルト4-3ソフトバンク(7日・神宮球場)

 首位から転げ落ちた。交流戦の首位攻防第2ラウンドのヤクルト戦。延長10回にリバン・モイネロ投手(22)が痛恨の押し出し四球を与え、サヨナラ負けを喫した。1点を追う8回に柳田、松田のソロ連弾で逆転。歓喜の瞬間を迎えるはずが、1点リードの9回に森がバレンティンに同点ソロを浴びると、10回の悲劇にのみこまれた。水入りを挟んだ連敗で2位に後退。森&モイネロでリードを守れない痛~い1敗となった。

 最後はあっけなく敗戦の幕が下りた。モイネロの32球目。147キロの真っすぐが高く浮いた。延長10回、悪夢のようなサヨナラ押し出し四球。敵地の大歓声が鳴り響く中、敗軍の将は重い足取りでクラブハウスに向かった。8回に2発で逆転。1点をリードしながら、勝ちパターンの森、モイネロで痛い星を落とした。今季12度目の逆転負けだ。

 「しょうがないですね。彼らだって打たれることはあるし、頑張ってくれているので。信頼して使っていますよ」

 8回に柳田、松田の連続アーチで勝ち越すと、勝ちパターンに託した。8回を加治屋が1番山田哲からの好打順を10球で三者凡退に。9回はサファテの代役守護神を務める森がマウンドに上がった。

 先頭バレンティンへの7球目だ。カットボールが高めに浮き、痛打された。懸命に追いかけた柳田の頭上を越え、バックスクリーン左への同点ソロ。森は「一番やってはいけないことをやってしまった。抜けてしまった。チームに申し訳ないです」と責任を背負い込んだ。

 守護神で1点を守りきれず、延長に突入。この時点で今宮、中村晃はベンチに下がり、代打の切り札として準備していたデスパイネも使っていた。捕手を除くベンチ入りの野手を使い切り、守りにシフトしていただけに痛すぎる同点被弾だ。そんな中、10回に登板したモイネロは制球が安定しない。先頭に四球を与えた後、2死までこぎ着けたが、安打と四球で満塁のピンチをつくると、最後も明らかなボール球で力尽きた。

■レオと再び4.5差

 今季2度目のサヨナラ負け。交流戦は開幕から6連勝で神宮に乗り込んだが、雨天中止を挟む2連敗で首位の座をヤクルトに譲り渡した。リーグ首位の西武とも交流戦前と同じ4・5ゲーム差に開いた。

 「(柳田と松田が)見事なホームランを打ってくれて、すんなりいってくれれば良かったけどね」。苦虫をかみつぶしたような表情の指揮官だが、自分に言い聞かせるように次の戦いを見据えた。きょう8日は名古屋に当日移動し、昨季までの同僚松坂と激突する。「また明日ゲームあるので切り替えてやってほしい。前を向いてしっかり頑張りましょう」。平成の怪物を打ち倒し、再び上昇気流に乗る。 (小畑大悟)

=2018/06/08付 西日本スポーツ=