ソフトB川瀬に欲しかった止める意識/藤原満氏の目

西日本スポーツ

西日本スポーツ評論家の藤原満氏 拡大

西日本スポーツ評論家の藤原満氏

 中田は代え時が難しい。非の打ちどころがない投球をしていると思いきや、突如制球を乱して崩れる。完璧に抑えた4、5回のマウンドを見せられて首脳陣は決断が鈍ったのかもしれない。それでも追い上げた直後の6回は先頭の松山、せめて満塁での野間のところで左腕に代えるべきだった。3点差はワンチャンス。内川が戻り、迫力とともに打線はつながりも出てきたところだけに総動員でつぎ込んででも失点を食い止めなければいけなかった。

 結果的に傷口を広げることになった6回の川瀬の遊撃守備にも触れたい。菊池の左前打はエラーと判断されてもおかしくはなかった。強くて速い打球だったとはいえ、抜けたのは逆シングルで差し出したグラブの下。逆シングルが悪いと言っているのではなく、体を張ってでも止めて走者の生還を防がなければいけない場面。この試合、序盤にも似たようなプレーで安打にしていた。スライディングしながら捕るという人工芝の守りに慣れているのかもしれないが、川瀬はまだ若い。体を使って正面で捕る基本の確認を含めて、状況判断も養ってほしい。

 柳田は巨人に続いて広島のバッテリーにも内角を徹底して攻められ、少々ナーバスになっているようだ。交流戦が終われば、パの各チームも内角を意識させる配球で臨んでくるだろう。役者がそろい、デスパイネも復調するなど打線はこれまでの「柳田頼み」から好転しつつある。今は一にも二にも我慢することだ。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/06/18付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ