ソフトB初の沖縄で上沢に完封負け…2位浮上失敗、4位オリと再び1差 柳田「制球マジいい」

西日本スポーツ

 ◆日本ハム5-0ソフトバンク(26日・沖縄セルラースタジアム那覇)

 たった2安打じゃさみシーサー…。工藤ホークスが今季2度目の完封負けで2位浮上に失敗した。日本ハム上沢の前に今季ワーストの2安打と打線が沈黙。6回までパーフェクトに抑え込まれ、球団初の沖縄での公式戦で昨季王者らしいところを見せられないまま連勝が3で止まった。暑いのに寒すぎる展開で2位日本ハムとは2ゲーム差。首位西武を下した4位オリックスには再び1差に迫られた。

 勝っていれば心地よかったはずの試合後の暖かい風が、ホークスナインの体に不快にまとわりついた。5点を追う最終回。2死から代打で登場した長谷川勇の打球は、力ない一ゴロとなった。スコアボートに9個目の「0」が並び、安打数を示すHの箇所に光った数字は「2」。今季最少のわずか2安打で、上沢に完封勝利を献上した。

 「うちの打線の調子が悪いとは思わないんですけど、バッターによってうまく攻められた。ほんと、今日はうまくやられたなと思います」

 負けず嫌いな工藤監督が完敗を認めざるを得ないほど、上沢に完璧な投球を披露された。直球、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールと多彩な球種を制球よくちりばめられ、6回まで1人の走者も出せない展開。ノーヒットノーランどころか完全試合もちらつきはじめた7回に、先頭の中村晃が放った二塁へのボテボテのゴロが内野安打となり、何とか屈辱のパーフェクトを逃れた。

 日本ハムの主戦格に急成長した右腕には、4月10日の今季初対戦でも7回1失点で初勝利を献上し、約2カ月半ぶりの対決だった。チームは今月19日のヤクルト戦から、打線の底力ですべて逆転勝ちの3連勝を飾って沖縄入り。25日は、試合のない月曜日にはあまりやることのない全体練習を炎天下の沖縄セルラースタジアム那覇で行った。暑さにも慣れたはずが、球団初の沖縄での公式戦はあまりにもお寒い内容となった。

 中村晃の初ヒット直後には内川も内野安打でつないだが、得点は奪えず8、9回といずれも三者凡退に終わった。内川は「(どの球種も)腕の振りが同じなのと、今日はコントロールもよかった」と悔しがり、柳田も「全部コントロールできている。コントロールがマジ、いい」と、上沢の制球力をたたえるしかなかった。

 勝てば5月16日以来の2位に浮上していたが、暑い沖縄でお寒い今季2度目の零敗を喫し、首位西武に勝った4位オリックスに再び1ゲーム差と迫られた。「はい、切り替えて、頑張りましょう!」。工藤監督は、上沢に喫した完敗を認める代わりに、すぐに今日27日の試合へと視線を移した。 (倉成孝史)

=2018/06/27付 西日本スポーツ=

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