ソフトB甲斐が初球宴「肩見せたい」 盗塁阻止率リーグトップ.389

西日本スポーツ

 セ界の足自慢と、いざ勝負! マイナビオールスターゲーム(7月13日・京セラドーム大阪、同14日・熊本)の選手間投票の結果が28日に発表され、福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(25)が初選出された。球団の捕手では2009年の田上秀則以来9年ぶりの球宴だ。甲斐の盗塁阻止率は3割8分9厘で堂々のリーグトップ。セの盗塁王経験者たちに、育成出身捕手が「甲斐キャノン」を見せつける。監督推薦は7月2日、プラスワン投票の結果は同10日に発表され、全出場選手が出そろう。

 ライバルたちに認められた一流の証しだ。選手間投票で初めての球宴出場を決めた甲斐は「小さいころから見ていた舞台。ワクワクを楽しみたい」と頬を緩めた。現役選手743人が投票する中、ファン投票でパの捕手トップだった西武森(153票)に100票以上の差をつけ、273票で堂々のトップとなった。

 念願の晴れ舞台で見せたいプレーを問われ、即答した。「一番の長所だし、肩を見せられればいい」。二塁送球は1・8秒で球界トップクラスとされる中で、甲斐は1・7秒台をマークすることも珍しくない。リーグトップの盗塁阻止率が、それを物語る。

 相手に不足はない。ヤクルトの山田哲(2015、16年)や青木(06年)、阪神の糸井(オリックス時代の16年)-。ファン投票と選手間投票で、セ・リーグでは既に盗塁王経験者3人が選出された。さらに山田哲と糸井は今季もセの盗塁王を争っている。シーズン中は甲斐の肩が“抑止力”となっている部分があるが、球宴だと相手も積極的に仕掛ける可能性が高い。

 「結果として、刺した、刺せなかったはある。スーパーなプレーヤーと一緒にできるわけだから、まずはその舞台を楽しみたい」

 “新参者”は大口をたたくことはない。だが、出場すればスポットライトが当たる可能性はある。かつて指導を受けた的山2軍バッテリーコーチが、近鉄時代の02年にMVPを獲得。そのことを知ると甲斐は「そうなんですか? 持ってますね」と驚きを見せた。

 昨年は内川、デスパイネがMVPに輝き、2試合でホークス勢が独占。ただ球団の捕手によるMVPは1977年の野村克也氏を最後にない。「本当に出られるだけで、ありがたいので」。そう繰り返す言葉は甲斐の本音だろう。ただ、スター軍団の中に埋もれるつもりはない。最大の武器で輝きを放つ。 (鎌田真一郎)

=2018/06/29付 西日本スポーツ=

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