ソフトB工藤監督、危機感むき出し…さえない松田に“荒療治” 5回限りで交代

西日本スポーツ

 ◆ロッテ4-1ソフトバンク(1日・ヤフオクドーム)

 「熱男」に荒療治! 工藤公康監督(55)が7月の黒星スタートに危機感をむき出しにした。攻守にさえないプレーが続き、5回限りでの途中交代を命じた松田に「アグレッシブにいってほしい」と厳しく注文。零封阻止がやっとの打線に加え、投手陣も今季ワーストの12四死球で自滅して2連敗。ロッテとオリックスと並ぶ同率3位となり、楽天以外の5球団がAクラスという珍事が発生した。

 5回のインターバルの後、ホットコーナーに「熱男」の姿はなかった。精彩を欠く松田を早々にベンチに下げる“荒療治”で、工藤監督は打線の奮起を促したが、零封阻止が精いっぱい。シーズン折り返しを目前に、ロッテ、オリックスと並ぶ同率3位となった。

 「去年の王者がこんな姿を見せちゃいけない」。工藤監督が顔を赤らめたのが、松田のプレーだ。守備では5回に荻野のセーフティーバントを素手で処理したが、間に合わずに内野安打。1死一、二塁から中村の鋭い打球がグラブの下を通過し、先制を許した。

 中村の一打は記録は安打となったが、ゴールデングラブ賞を6度も獲得した名手としては物足りないプレーだった。直後の5回の攻撃では無死二塁で酒居のワンバウンドのカーブを空振り三振。走者を進めたいベンチの右打ちの指示に応えられなかった。

 攻守で足を引っ張った松田に、この回限りでの交代を命じた工藤監督は「アグレッシブにいってほしい。自分のバッティングだけではなく、チームにとって大事なのは何かというところ。それをやらないとこのままズルズルいってしまう」と厳しく指摘した。

 非情ともいえる決断には、今後もチームの元気印として引っ張ってほしいという親心がある。「出てもらわなきゃいけないし、頑張ってもらわなきゃいけない選手」。松田も「自分の中でも(アグレッシブさが)ないわけではないし、ずっとそうやってきた。悔しさ以外の何ものでもない」と名誉挽回を誓った。

 投手陣も8回まで毎回となる今季ワーストの12四死球を与えるなど、アグレッシブな姿勢を欠いた。ロッテに2連敗を喫し、7月は黒星スタートで貯金は3に減少。パ・リーグ相手の勝敗は借金1となり、楽天以外の5球団がAクラスという珍現象が発生した。

 もっとも、首位西武からホークスを含む3位の3球団までが4ゲーム差の中にひしめく大混戦。工藤監督は内川のヘッドスライディングを例に挙げて「みんながあのような気持ちを出して戦うことが大事」と呼びかけた。あす3日の楽天戦は今季72試合目の折り返し点。一日も早く王者らしい姿を取り戻し、超混戦モードから抜け出したい。 (小畑大悟)

=2018/07/02付 西日本スポーツ=

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