ソフトB加治屋5年目で初球宴 遅咲きドラ1右腕が監督推薦、早くも出番内定

西日本スポーツ

 お祭り舞台で筒香斬り! マイナビオールスターゲーム(13日・京セラドーム大阪、14日・熊本)の監督推薦出場選手が2日に発表され、初選出の福岡ソフトバンクの加治屋蓮投手(26)ら26選手が新たに選ばれた。加治屋はプロ入りから昨季までの4年間で通算4試合登板だったが、今季リーグトップタイの37試合に登板。遅咲き右腕は同い年のDeNA・筒香からフォークで三振を奪うことを誓った。プラスワン投票の結果は10日に発表され、全出場選手が出そろう。

 くすぶっていた昨季までが飛躍への長い助走だったことを示した。「うれしい気持ちと楽しみな気持ちがある。(球宴に)出られる選手になると思っていなかった」。社会人のJR九州からドラフト1位で入団して5年目。一流の証しでもある球宴への初出場が決まり、加治屋は素直に満面の笑みで喜びを表した。

 初の開幕1軍入りを果たした今季も、いわゆる敗戦処理からのスタートだった。それが登板3試合目以降18試合連続の無失点を記録。サファテ、岩崎が不在の中、ベンチの信頼を日に日に高め、いまやリードした試合の終盤には欠かせない存在になった。ここまでリーグトップタイの37試合に登板し、防御率は1・83。パを率いる工藤監督も「成績を残しているしね」と、自信を持って自軍の右腕をお祭りの舞台に送り出す構えだ。

 加治屋は数日前に工藤監督から直々に「出ておかしくない成績を出しているから、自信を持って堂々といけ」と監督推薦での選出を伝えられた。指揮官は「出身は宮崎だし。(隣県の)熊本で投げてもらう」と早くも第2戦での起用を明言。今季は4月のロッテ戦が中止になっただけに、熊本のファンに成長した姿を見せる絶好の舞台となる。

 熊本のマウンドで狙うのは、セ界が誇るホームランバッター斬りだ。「交流戦で打たれたバッターが何人かいる。中でも同級生の筒香選手に(6月2日のヤフオクドームで)低めのフォークをタイムリーにされているので、次はしっかり三振を取れるように投げたい」。誕生日が1日違いの同い年ながら4年連続4度目の出場となった筒香を封じ、交流戦以上に全国の野球ファンに名をとどろかせる意気込みを示した。

 オールスターでは直球勝負にこだわる投手も少なくない。ただ加治屋は「僕の中では魅力的な真っすぐを持っていないので、真っすぐとフォークでシーズン中と同じ投球スタイルでいきたい」。ガチンコモードで初体験のマウンドを楽しむつもりだ。 (倉成孝史)

=2018/07/03付 西日本スポーツ=

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