前田地元グレード戦初V 山陽王座CC 【山陽】

西日本スポーツ

 山陽オートの小林啓二杯G2「山陽王座チャレンジカップ」は最終日の16日、最終12Rで優勝戦(1着賞金150万円)があり、1度目のSで異常発走をした前田淳(41)=山陽=が、仕切り直しの2度目はトップS。そのまま8周回を逃げ切って優勝した。地元山陽では初めてのグレード制覇で、G2通算では2度目のVを挙げた。2着はグレード戦初優出初Vを狙った丸山智史(31)=山陽=で、3着は桝崎陽介(37)=飯塚=だった。5日間の総売上額は8億2044万円(目標額9億1934万円)だった。

■ヒーロー 他落の不運を乗り越えV

 「後味が悪い。みんなに申し訳ない」。それが、祝福に訪れた仲間に、前田淳が言った第一声だった。

 最終レースの時間帯でも滑りがひどく前逃げ有利な走路状況。「枠的にチャンスだったが、(1枠の)長田君の試走が良くて焦った。Sを行こうとする気持ちが強過ぎて空回りした」。1度目のSで異常発走し、再発走の原因車となった。

 それでも人気の一角になっていたこともあり「自分に期待して買ってもらっていたと思うし、ここでへこむわけにはいかない。位置的にも優勝しないと…」。自らを奮い立たせて再度、スタートラインに立った。

 「落ち着いて切れた」2度目は先頭で1角を通過。「逃げている感じは良かった。立ち上がりだけ外さないように走れば、相手は外に振ったら流れる」。2周回目には前田のすぐ後ろにつけた丸山智史に、付け入る隙すら与えずに、まんまと逃げ切ってみせた。

 この優勝は、2014年の伊勢崎G2スターライトチャンピオンカップ以来、実に4年2カ月ぶり。初日に落車(他落)し、一から整備をやり直さざるをえなかった不運を乗り越えての栄冠に、「周りの人がいて初めてできることだけど、自分を褒めてあげたい部分。大きなプラスになった」。2期続けてA級に甘んじている現状だが、この復活Vは、必ず後につながる価値あるVとなるはずだ。 (三島)

■戦い終わって

 丸山智史(2着)車には余裕があった。早めに仕掛けなければいけなかった。

 桝崎陽介(3着)車は良かった。(3番手につけてからは)ミス待ちだった。

 早川清太郎(4着)車は良かった。Sが切れないと、この走路は追えない。

 岩崎亮一(5着)最終レースに合わせ切れなかった。Sはみんなも早かった。

 丹村飛竜(6着)早川君におさえられた。車はバネ調整して一番良かった。

 人見剛志(7着)2回目のSは空回り。行き足を含め車は問題なかった。

 長田恭徳(8着)きつかった。でもいい経験。この悔しさをバネに頑張る。

■豪雨の被災地に寄付

 山陽オートは16日、小林啓二杯G2「山陽王座チャレンジカップ」開催中に行ったチャリティーオークションの売り上げと、募金を合わせた28万2811円を、日本赤十字社を通じて西日本豪雨の被災地に寄付した。オークションには、出場選手らが使っていた勝負服や練習着(サイン入り)などが多数出品され、多くのファンで大盛況だった。

=2018/07/17付 西日本スポーツ=

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