ソフトB快勝の中で柳田が見せた「隙」/柴原洋氏の目

西日本スポーツ

 先制、中押し、ダメ押しと形の上ではホークスの快勝だった。それでも「ナイスゲーム」と呼べないのは、一歩間違えれば良好な流れを失いかねないプレーがあったからだ。失点しなかったから良かった、では決して済ませてはいけない5回の柳田の守りだった。

 2点リードの1死一塁から秋山が中堅深くへ高々と打ち上げた。この飛球に対する動きが緩慢だった。柳田の脚力なら十分な姿勢で落下地点に入れるはずなのに、タッチアップを頭に入れていなかったような動作に見えた。

 結果的に一塁走者の斉藤彰にタッチアップから二塁を奪われた。斉藤彰はレギュラーで常時出場している選手ではない。何とか「いいアピールを」と一つでも先の塁を虎視眈々(たんたん)と狙っていたはずだ。にもかかわらず、いとも簡単に隙を見せてしまった。次打者の源田に1本出ていれば1点差。先発の石川にも重圧がかかったことだろう。まさに「余計な1点」になるところだった。

 打線につながりが出て、先発投手も踏ん張った。いい形で連勝したが、勝負の夏場を迎え、試合における1点の重みは増していく。隙は突いても、与えてはいけない。 (本紙評論家)

=2018/07/18付 西日本スポーツ=

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