西武・秋山、パ最長536戦連続フルイニング出場 開幕前に右肘痛も…歴代単独6位

西日本スポーツ

3回2死、楽天・今江の飛球を好捕する西武・秋山 拡大

3回2死、楽天・今江の飛球を好捕する西武・秋山

 ◆西武7-9楽天(21日・メットライフドーム)

 迎えた節目に笑顔はない。リーグ記録で歴代単独6位の536試合連続フルイニング出場を果たした秋山は、喜びを上回る悔しさをかみしめた。「勝敗を背負わせてもらえることはありがたいが、出塁できない試合を少なくしないと、出ている意味がない」。5打数無安打でチームも逆転負けを喫して肩を落とした。

 1番中堅でスタメン出場したこの試合も、グラウンドに立ち続ける意味を証明した。2点リードを追い付かれた3回。流れが楽天に傾きかけたところで、中堅フェンス際を襲った今江の大飛球を目いっぱい体を伸ばしてつかみ取り、チームの危機を救った。

 休まない“鉄人”も常に万全ではない。今季は開幕前に右肘を痛めた。感触を確かめるため、試合後に居残り特打に取り組むのが恒例だが、春先はドクターストップがかかることもあった。それでも言い訳しない。痛みは明かさず、黙々と結果を積み上げた。

 記録への執着はないが、試合に出続けることへのこだわりには持論がある。「例えば試合終盤に代打を出されて、その選手が活躍したら、首脳陣は『次はあいつを使おうか』と考える。代走や守備固めでも同じ。それは自分の立場が危うくなることにつながる。そういう隙を見せることは絶対にしたくない」。不動のレギュラーとなっても思いは変わらない。

 今季もリーグトップの120安打で、プロ野球記録のシーズン216安打を放った2015年以来の200本超えも射程圏内だ。「まだ振り返ることはできない。この先も勝ち試合に貢献したい」。優勝というゴールに向かって、走攻守でチームの屋台骨を支え続ける。 (松田達也)

=2018/07/22付 西日本スポーツ=