トーレス後半5分「神の子」待望Jデビュー ベアスタ空気一変、超絶プレー連発 フィッカデンティ監督も賛辞

西日本スポーツ

◆明治安田生命J1:第17節 鳥栖0-1仙台(22日・ベストアメニティスタジアム)

 J1サガン鳥栖の元スペイン代表フェルナンドトーレス(34)がJデビュー戦で光るプレーを随所に見せた。仙台戦の後半途中から出場。高い打点からヘディングシュートを放つなどチャンス演出。終了間際の失点で0-1で敗れたが、降格圏から抜け出せないチームの救世主となる期待を抱かせた。神戸に新加入したスペイン代表のイニエスタも湘南戦の後半途中からピッチに立ち、来日初出場を果たしたが、0-3で敗れた。V・ファーレン長崎は0-1で川崎に敗れて3連敗。首位の広島は最下位の名古屋と引き分けた。

■ベアスタ空気一変

 鳥栖に降臨した「神の子」が、Jリーグデビュー戦で大きな希望をもたらした。新加入した元スペイン代表のフェルナンドトーレスが後半5分に途中出場。本拠地ベストアメニティスタジアムの空気を一変させ、超絶プレーを連発した。

 後半19分の右CKでは186センチの長身から打点の高いヘディングで来日初シュート。同31分には絶妙な浮き球のスルーパスを吉田へ送った。吉田のシュートはDFにクリアされたが「いいコンビネーションができた」と納得のプレーだった。

 来日初アシストもお預けとなったが、15日に来日し、16日にチームと合流したばかり。フィッカデンティ監督も「すごく良かった。試合勘は欠いていたが、素晴らしい経験(に基づくプレー)を垣間見た」と賛辞を惜しまなかった。

 仙台戦は、フェルナンドトーレスにとって約2カ月ぶりの公式戦。コンディションは万全に程遠く、練習では基本戦術やセットプレーを確認しただけ。戦術理解を促したのが、スタッフやチームメートの言葉に謙虚に耳を傾ける姿勢だった。

 フィッカデンティ監督とはイタリア語、選手とは英語やスペイン語でそれぞれ対話を重ねた。「1週間でチームに溶け込め、(自分に)どういうプレーを求めているか理解できた」。ワンツーを多用し、単調だった鳥栖の攻撃に変化を与えた。

 ホームに今季3番目に多い1万7537人が詰め掛けた一戦。終了間際の失点で敗れ、世界的ストライカーは「もっと激しく練習し、次の試合に勝てるように頑張りたい」と誓った。吉田も「間違いなく攻撃の幅は広がり、上向きになる」と強調。「神の子」に導かれ、自動降格圏の17位から巻き返す日は近いはずだ。 (末継智章)

=2018/07/23付 西日本スポーツ=

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