ソフトB崖っぷち、4日にも自力V消滅 レオキラー石川自己最短KOでローテ剥奪

西日本スポーツ

2回2死二、三塁、1回2/37失点で降板する先発・石川 拡大

2回2死二、三塁、1回2/37失点で降板する先発・石川

西武に敗れ、渋い表情を見せる工藤監督(中央)

 ◆西武10-2ソフトバンク(2日・メットライフドーム)

 「レオキラー」が敵地で無残な姿をさらした。石川柊太投手(26)が2回にめった打ちに遭い、今季自己ワーストの7失点。先発では自己最短の1回2/3でKOされ、先発ローテ剥奪が濃厚になった。所沢3連戦で1勝2敗と負け越したチームは、首位西武との差が再び9・5ゲームに拡大。あす4日にも自力Vが消滅する可能性がある。西武との直接対決は残り10試合。逆転V2の前途はいよいよ厳しさを増してきた。

■自己最短KO

 逆転V2の前途に暗い影を落とす1敗だ。敵地を後にするホークスナインの足取りが重い。「西武キラー」のはずだった石川が今季ワーストの7失点。先発では自己最短の1回2/3でKOされ、西武との差は再び9・5ゲーム。残る直接対決はこれで10試合となった。

 わずか50球でマウンドを去った右腕は「いつもと同じようにいかなかった。狙い球を絞られた。勝負どころで弱々しくなってしまっている。壁を破らないといけない」と試合後に自問自答した。この背信投球で対戦防御率は1・21から3・16まで一気に悪化した。

 これまでの対戦で効果的だったパワーカーブを含めた変化球を狙われた。2回は外崎にスライダーを逆転2ランとされ、中村にもカーブをソロとされた。源田と浅村には適時二塁打を浴び、森のこの回2本目の安打となる右翼線への適時二塁打でKOされた。

 2回の本塁打と適時打は、浅村以外は変化球を痛打されたもの。工藤監督は「どの球団も先発をどうやって攻略するかを考える。自分を高めていかないと、いつかは通用しなくなってしまう」と指摘した。チームトップの8勝を挙げている石川だが、最近5試合は1勝3敗。防御率は8・22と苦しい投球が続いている。

 1日に育成ドラフト出身では史上初の「初登板初先発初勝利」を飾った大竹は次回も先発予定。右肩関節機能不全で戦線離脱していた東浜の1軍復帰も決まった。次週は5試合ということもあり、工藤監督は「いい機会だし、もう一度自分と向き合ってしっかり練習してほしい」と石川の先発ローテ剥奪を示唆した。

 史上初めて先発に育成出身の3人が並んだ今カード。千賀で敗れ、ルーキー大竹で大勝したが、最後は石川が沈んだ。直接対決で負け越した結果、あす4日に自力Vが消滅する可能性が出てきた。再び借金生活に突入した工藤ホークスに待ったなしの戦いが続く。 (鎌田真一郎)

 倉野投手統括コーチ(今季ワースト7失点で自己最短1回2/3KOの石川について)「技術以外の問題だと思う。ここまではよくやってくれたけど、プロの世界はそんなに甘くない。これを技術の話に結びつけているのなら、壁を乗り越えられない」

=2018/08/03付 西日本スポーツ=