創成館・戸田、甲子園の借りは甲子園で返す センバツ2被弾の悔しさ胸に

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練習を見つめる創成館・戸田

選抜大会準々決勝で智弁和歌山の黒川(手前右)にソロを浴びる戸田 長崎大会では13回を無失点に抑えた戸田

 5日に甲子園球場で開幕する第100回全国高校野球選手権の出場校は3日、大阪市などで練習を行った。選抜大会8強の創成館(長崎)は堺市内で汗を流した。右腕の戸田達也(3年)は長崎大会で3試合計13回を無失点に抑えた好調をキープ。先発した選抜大会準々決勝の智弁和歌山戦で2本塁打を浴びた悔しさを夏の聖地で晴らす意気込みだ。

 初戦が第5日第3試合の創志学園(岡山)に決まった創成館ナインは夏の太陽の下、投内連係やシート打撃など守備中心の練習をこなした。春と同じ6人の投手がベンチ入り。この日はそれぞれマウンドで守備の確認を行った。「どのタイミングで継投していくか」と稙田龍生監督はこの夏も継投で勝ち抜く考えだ。

 6人の中で夏にかける思いが誰よりも強いのが右腕の戸田だ。選抜大会では準々決勝の智弁和歌山戦で先発したが、2本塁打を浴びて3回で交代。チームも打ち合いとなった勝負に10-11で敗れた。「打たれて悔しかった。チームは8強入りしたけど悔しい思い出しかない」と春の悔しさは胸の中でくすぶり続けた。

 選抜大会後は夏を目指してフォークをマスター。春の九州大会から試合で試し始めたフォークは「選抜大会までは試合で使えるほどじゃなかったけど、今では自信を持って投げられる」と欠かせない球になった。

 さらに夏の大会2週間前にワインドアップからセットポジションに変更。「体重をしっかり右脚に乗せるため」とコーチのアドバイスで変えたフォームが、しっくりはまった。長崎大会では13回を投げて16奪三振。「戸田が一番安定している」と稙田監督が信頼を寄せるようになり、戸田も「春より成長したと思う」と自信を持って臨む。

 広島出身の戸田にとっては中国地区の岡山の創志学園は、なじみのあるチームで知人もいる。「中国のチームに勝ちたい。今から試合に向けて調整します」。智弁和歌山とはともに順当に勝ち上がれば準々決勝以降にぶつかる組み合わせ。夏の甲子園でリベンジするために、まずは初戦で全力投球する。 (前田泰子)

 ◆戸田達也(とだ・たつや)2000年6月2日生まれ。広島県東広島市出身。小学1年から「東広島ジュニア」で野球を始めて捕手。6年の時、広島ジュニアに選ばれNPB12球団ジュニアトーナメントに出場した。高屋中では軟式野球部に所属して投手兼捕手。創成館高では昨秋の長崎県大会から背番号10でベンチ入り。175センチ、74キロ。右投げ右打ち。

=2018/08/04付 西日本スポーツ=

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