「きばれ」「はがいな~」 8日のアルプススタンドで九州方言飛び交う

西日本新聞

くまモングッズを手に応援する東海大熊本星翔のアルプススタンド=8日午後、甲子園球場 拡大

くまモングッズを手に応援する東海大熊本星翔のアルプススタンド=8日午後、甲子園球場

 「きばれ(頑張れ)!」-。夏の甲子園は8日、第1試合から順に日南学園(宮崎)、鹿児島実(鹿児島)、東海大熊本星翔(熊本)が登場、アルプススタンドでは九州の方言が飛び交い、郷土色豊かな応援が繰り広げられた。一方、力及ばず甲子園を去る選手から、勝ち残った日南学園の健闘を期待する声も聞かれ、大舞台での戦いを通じ九州の絆が深まった。

 第1試合の日南学園の応援団は、一塁側アルプスで声をからした。宮崎の太陽と海をイメージした黄色と青のポンポンを持ったチアリーダーが花を添える中、選手たちは丸亀城西(香川)を相手に完封劇を達成。「この勢いで鹿児島実にも勝ってほしいっちゃわあ」。応援団は威勢の良い言葉を残して球場を去った。

 第2試合の鹿児島実は金足農(秋田)と対戦。三塁側スタンドは攻撃の場面になると、大河ドラマ「西郷(せご)どん」のテーマ曲が響いた。試合は1-5の惜敗。奈良在住で鹿児島県枕崎市出身の西村健さん(40)は「はがいな~(悔しい)」。板越大剛(ひろたか)選手(3年)は中学でチームメートだった山田雄大選手(同)が所属する日南学園に「自分たちの分まで頑張ってほしい」と夢を託した。

 第3試合に登場した東海大熊本星翔の三塁側アルプスでは、「くまモン」のうちわやタオルを持って応援する人も。大垣日大(岐阜)に逆転負けしたが、「よう頑張った」と惜しみない声と拍手が響いた。バックネット裏で九州勢の3試合を親子観戦した元高校球児で福岡市の団体職員小山徹さん(39)は「負け越しは残念だったが、甲子園に九州の方言が聞こえ、ここちよく応援できた」と満足そうだった。

=2018/08/09付 西日本新聞朝刊=

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