J1長崎「ピースマッチ」も広島にまた完敗 16位後退…迫る自動降格圏

西日本スポーツ

 ◆明治安田生命J1:第21節 広島2-0長崎(11日・Eスタ)

■3戦勝ちなし16位に

 注目の試合で力の差を見せつけられた。被爆地に本拠を置くクラブ同士の「ピースマッチ」は首位広島に軍配。長崎の高木監督は「雰囲気は抜群だった」と試合前の様子を明かした上で「スキのないチーム」と現役時代の古巣に脱帽した。

 ホームで対戦した4月と同じ0-2で完敗。開始早々、右からの鈴木のクロスにファンマが合わせたが、その後は攻めてもゴールが遠かった。高木監督は「シンプルなクロスではDFの隙間を抜けない」と工夫の足りなさも指摘した。

 3戦連続勝ちなしで16位に後退。自動降格圏も迫り、移籍後初スタメンだった磯村は「もっとチームに絡んでいきたい」とフィットを誓う。ピースマッチの意義を深める上でも残留は至上命題。高木監督は「何とか次(来年)も(広島に)来られるように」と踏ん張りどころを強調した。 (山本泰明)

■村井チェアマンは「素晴らしい試合」

 被爆地を本拠とする広島、長崎の両クラブが原爆が投下された8月に初めて対戦した11日の試合は「ピースマッチ」と銘打たれ、世界平和のメッセージを発信するためのさまざまな企画がピッチの内外で行われた。

 選手たちはそれぞれの原爆の日を意味する背番号「86」「89」のユニホームを着用して入場。広島、長崎両市の高校生による平和宣言に続き、全員で30秒間の黙とうをささげた後、キックインセレモニーで長崎・田上富久、広島・松井一実の両市長が、それぞれの地元クラブの主将へ思いを込めてボールを蹴った。

 Jリーグ発足25周年の節目に実現した歴史的な試合に村井満チェアマンは「素晴らしいゲームだった。スポーツの力で平和へのメッセージを発信できる」と強調。現役時代は広島で主力として活躍し、現在は故郷のクラブを率いる長崎の高木監督は「この試合だけが特別ではない。これから広げていければ」と将来への思いも語った。

=2018/08/12付 西日本スポーツ=

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