今夏初先発が大阪桐蔭戦 沖学園・石橋、天国の父に届けた全力61球
今夏初先発の最速146キロ右腕石橋が、大阪桐蔭の強力打線に対して4回を被安打2、2失点で根尾と互角の好投を見せた。「3回まで抑えられたのは大きな自信になった。気持ちが前に出て、いいピッチングができた」と汗を拭った。
4月に股関節、6月には右肩を痛めた。南福岡大会では2試合計2回1/3のみの登板。「調子が上がっていたし、相手にデータもないとみた」という鬼塚監督に先発を託された。初回、143キロの直球で3番中川から空振り三振を奪うと、スライダーなども駆使し、3回まで無安打無失点。4回に2失点を喫したが、6月の福岡市長杯以来2カ月ぶりの先発で持ち味を存分に発揮した。中学2年の時に父琢さんが49歳で死去。「父が天国から見てくれていると思って投げた。甲子園の舞台で投げられて父は喜んだと思う」。鬼塚監督は「本当に期待通り投げてくれた」とうなずいた。
石橋が鬼塚監督に先発を言い渡されたのは試合前日の12日夜。「1イニングでもいい。全力でいけ」と励まされ、61球に力をぶつけた。「野球がこんなにも楽しいんだと感じた。最高だった」。目に涙をため、笑顔を見せた。 (広田亜貴子)
=2018/08/14付 西日本スポーツ=






























