島袋もそうだった 興南完敗も主力の多くが1、2年「甲子園に帰ってくる」

西日本スポーツ

■九州・沖縄全9チーム敗退

 興南(沖縄)が木更津総合(東千葉)に0-7で完敗した。先発の藤木琉悠(3年)から宮城大弥(2年)、当山尚志(3年)とつなぎ、最後は再び宮城がマウンドに戻ったが、相手の攻撃を食い止めることはできなかった。これで九州・沖縄の代表9校が姿を消した。九州・沖縄勢が2回戦までに全て敗退したのは2004年以来14年ぶり。また長年高校野球に携わった指導者に贈られる育成功労賞の表彰があり、八代東(熊本)の大里尚純監督(50)らが出席した。

■宮城「1番着けて帰ってくる」

 全国の壁の厚さをまたも痛感させられた。延べ4投手が木更津総合に毎回安打を許して0-7で完敗。昨夏も甲子園のマウンドに立った2年生左腕の宮城は「どのコースも振ってきて、内地のバッターは強いなと思った」と素直に振り返った。

 5回に先発の藤木がソロ本塁打を浴び、なお1死一塁で左翼からマウンドに登った。初戦も救援して8回無死満塁を無失点で切り抜けた左腕はその回は抑えたが、7回に1失点。8回は守備の乱れもあり、2点を加えられ再び左翼に回った。

 「味方の失策でテンパって立ち直れなかった。まだ弱いと思う」。9回は3番手の当山が2死二、三塁を招くと、左翼から再登板。その直後に2点二塁打を許したが、次打者を140キロの直球で三振に仕留めて、せめてもの意地を見せた。

 1年生の昨夏は智弁和歌山との初戦で、6点をリードしながら逆転負け。先発した宮城も5回途中4失点と打ち込まれた。今夏も投手陣が踏ん張れず、我喜屋優監督も「相手は走攻守の三拍子がそろっていた。勉強させられました」と認めた。

 昨夏も甲子園を経験した宮城、二塁手の根路銘太希をはじめ、バッテリー陣と内野陣は多くが1、2年生。2010年に甲子園で春夏連覇を果たしたが、前年の09年は春夏ともに甲子園で初戦敗退。新チームにはその悔しさを知るメンバーが多く残り、史上6校目の偉業を達成した。

 「(10年のエースの)島袋(洋奨、現福岡ソフトバンク)も甲子園の負けの経験から頂点に立った。この経験を生かしてほしい」。我喜屋監督は期待する。今夏は背番号13だった宮城は「今度は1番を着けて甲子園に帰ってくる」と誓った。 (前田泰子)

 興南・西里三塁手(1年生ながら2試合で計5安打)「今日みたいな速い真っすぐ(を打つの)は経験したことがなかった。甲子園で安打を打ったのは自信になったが、大事な場面で一本出なかったのは悔しい」

=2018/08/16付 西日本スポーツ=

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