ソフトB大竹なぜ点を取られにくいか 無走者では“まだ本気出してないだけ”?

西日本スポーツ

 育成から支配下登録されたばかりのソフトバンクのルーキー左腕・大竹耕太郎投手(23)が、好投を続けている。

 初登板の1日西武戦で8回2失点の白星。その後は勝敗がついていないが、11日の日本ハム戦で6回1失点、19日オリックス戦で7回途中1失点と結果を残した。全てクオリティースタート(QS=6回以上を投げ自責点3以下)を記録し、まだ3試合とはいえ防御率1.77。最速140キロほどの左腕が見せる安定感の要因は何か。(成績は8月20日現在)

 被打率は.236で、これをパ・リーグの規定投球回到達者と比べる。低い順に岸(楽天).202、菊池(西武).214、バンデンハーク(ソフトバンク).222、ボルシンガー(ロッテ).228で、大竹はここに次ぐ数字にあたる。

 単に「安打される確率」自体が低いのだが、その内訳はランナー状況によって大きく異なる。走者なしでは.280だが、走者ありでは.136、特に得点圏では.125までダウン。普段はゆとりをもって投げておいて、ここぞの場面に集中している様子がうかがえる。

 規定投球回到達者の「走者得点圏での被打率」を見ると、パ・リーグでは低い順に菊池.194、岸.203、ボルシンガー.224、バンデンハーク.243。菊池の数字は良くなるが、他は変化が少なく、極端に変わる投手は少ない。

 セ・リーグ規定投球回到達者の「走者得点圏での被打率」は上位からジョンソン(広島).173、菅野(巨人).203、東(DeNA).215と続く。シーズン被打率と比べると、菅野、東が3分ほど良くなっておりさすがのギアチェンジと言えるが、ジョンソンは.245から8分以上の良化と圧倒的に打たれにくくなる。大竹の特異さはこれに近い。

 走者を得点圏に置いた10打席で大竹は8打数1安打2四球。打たれたのは単打1本で、ここぞの場面でまだ長打を許していない。与四球率(9イニングあたりの与四球数)2.21が示す制球力のおかげでもあるだろう。

 2度目の対戦も増える今後は相手も研究してくる。持ち前のクレバーな投球で他球団のマークもかわしていけるか。

=2018/08/20 西日本スポーツ=

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