ソフトB今宮、V打逆転2位浮上 2週間で7差ひっくり返した

西日本スポーツ

 ◆日本ハム2-6ソフトバンク(23日・東京ドーム)

 まず2位だ! 8回に今宮健太内野手(27)の2点二塁打などで一挙4得点。今季2度目の6連勝で、日本ハムと入れ替わって5月16日以来99日ぶりに2位に浮上した。既に今季対戦負け越しが決まった苦手の日本ハムに3連戦3連勝。貯金を今季最多の「7」として、最高の形で24日からホームで首位西武との3連戦を迎える。レオとはまだ8ゲーム差。でも、もしかして…ひょっとして…。

 強い。奇跡の逆転Vへ向けて一丸となっている打線が、驚異的な底力でついに日本ハムとの順位をひっくり返した。同点で迎えた8回。2死一、二塁で今宮がトンキンの初球カットボールを迷いなく打って出た。完璧に捉えた打球はグングン伸び、中堅の頭上を越えワンバウンドでフェンスに到達。走者2人を生還させる決勝二塁打で、5月29日の阪神戦から6月3日のDeNA戦以来、今季最長タイの6連勝を導いた。

 「何が何でも、という気持ちで、初球から振ろうと思っていた。(中盤までに)どっちかが一本打っていれば勝っていた試合。本当にうれしい」

 ヒーローの今宮がそう話したように、どっちに転んでもおかしくない試合展開だった。それでも終わってみれば4点差で勝利。6連勝という事実以上に、そこに今のチームの強さと勢いが表れている。今宮の一打の直後、グラシアルが死球を受けると柳田が右中間へ2点二塁打。畳み掛ける攻撃で一挙4点を奪い、試合を決定づけた。大型連勝が始まった17日のオリックス戦から、打線は6試合全てで、中盤以降に1イニング4得点以上のビッグイニングをつくった。開幕からシーズン中盤までに見られなかった「つながり」が奇跡を予感させている。

■今季最多貯金「7」

 今季2度目の6連勝を決めた「つながる打線」に、工藤監督も大きな手応えをつかんでいる。「しっかりとビッグイニングをつくってくれている打線は本当に心強いし、よく集中して打ってくれていると思う」。この日は左腕対策として9番に先発起用した西田が2回に8月初安打となる先制打。チームの勢いと同調して、そのタクトもさえてきた。

 8日の時点で7ゲーム差をつけられた日本ハムを、約2週間で抜き返した。きょう24日からは、8ゲーム差で首位を走る西武と本拠地で3連戦。指揮官は「本当にいい形で迎えることができる。しっかり自分たちの形を見失わないように、一つ一つ目の前の試合を勝てるようやっていく」と、これ以上ないほど気を引き締めた。ヒーローとなった今宮は言った。「一球一球、すごく緊張すると思うけど(西武との)3連戦で正直(優勝への流れが)決まる可能性が高くなってくる」。奇跡に向け、全力で獅子を狩る。 (倉成孝史)

=2018/08/24付 西日本スポーツ=

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