ソフトBミランダ、全球種勝負できる/斉藤和巳氏の目

西日本スポーツ

 本音を言えば、目前で快挙を見たかった。素晴らしいミランダのボールとそれを引き出した甲斐の配球と我慢強さ。バッテリーが力を合わせての快投だった。

 ミランダは真っすぐを含め、腕の振りが近い。変化球の球速に大差はないが、これだけ全ての球種でストライクを取れた上に空振りも奪えると、打者は非常に的を絞りづらいはずだ。

 その中でフォークボールはボールゾーンに近い低めへ集めた。ある程度、ボールになってもいいという判断だっただろう。チェンジアップはそれよりやや上のゾーン。時にストライクを取りながら、投げ分けた。

 その変化球をさらに効果的にしたのが直球だ。力も切れもあった上にコーナーへ制球しながら、空振りを奪った。4回は変化球が抜けたり、浅村に低めの変化球を見極められたりと状況に変化が生まれた。それでも、甲斐が場面、場面でどう勝負するかをしっかり選択。配球の意図がミランダにも伝わっていたはずだ。

 打線の援護のタイミングもいい。点差が広がることで、単に一発警戒ではなく大胆にホームベースの上で勝負できた。ホークスにとっては本当にいい流れになっている。ただ、この連勝を生かすのは、きょうの3戦目を勝ってこそ。期待したい。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/08/26付 西日本スポーツ=

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