トガった個性の「JA全農なごみシート」 小上がり座敷は本当にいるのか/ヤフオクD観戦ガイド

西日本スポーツ

 2018年シーズン現在、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームには30もの席種がある。どの席で見るべきか? チケットを確保するには? 西日本スポーツ読者の観戦の一助にと、球団の協力を得つつ、忖度しないで座席をレビューする。今回は「JA全農なごみシート」に座ってみた。

 ※各項目は5点満点

快適さ ★★★★

 大階段を上がったら、球場に隣接するヒルトン福岡シーホークの前を過ぎ、「スーパーゲート1」からエレベーターで6階へ(入り口は3階レベル)。座席は普通の内野席より背もたれが高く、クッションが施されて座り心地は悪くない…が、とにかくここの目玉、座席後方のフリースペースに設けられた小上がりの座敷の話に移る。

 畳の上にちゃぶ台。6卓のブースが3つ、2卓のブースが1つある。球場に来て、わざわざここで試合を見るのか?…と思ったが、思った以上に居心地は良かった。福岡の高級ブランド畳表「博多華織(かおり)」を採用。堅めでぱりっとした感触だ。私は畳評論家ではないが、家にあるような畳より良いものとは分かった。

 フローリングに慣れた人には新鮮さもあるだろう。眼下にグラウンドを望むお茶の間といったところ。ビュッフェから食事を持ってきて、家並みにくつろいで観戦しつつ、要所では座席に戻るというスタイルも可能だ。反面、ゴロゴロしながらテレビ観戦する普段と変わらない…と感じる人は、価値を見いだしにくい。

 座敷に移動している人が相当数いるため、特に試合前半、ところどころ座席が空いている状態になる。ビュッフェ込みで、ホットコーヒー、ウーロン茶、オレンジジュース以外のドリンクと、アルコール類は別料金。授乳室、喫煙室あり。他のエリアの客がいないためトイレは空いている。

観戦体験 ★★★

 1階のグラウンドレベルまでは距離があり、景色もそれ相応。ただ視認性は高い。席の特色として、日によって九州産の果物や肉が振る舞われることがあるのも、この席の楽しみの一つだ(肉料理など別途料金の場合も)。

 小上がり座敷は座席後方のブースと別に、ちゃぶ台6卓の部屋が3つあるが、ここからはグラウンドが見えず、モニターのみでの観戦となる。ブースが混むだけに、全員に小上がりを体験してもらうための部屋なのだが、これはさすがにシュール…。

打球の危険度 (★0)

 畳の上でゴロゴロしていても大丈夫。

価格 ★★★

 変動制で5500~7000円。バックネット裏の「〈みずほ〉プレミアムシート」後列のA席と同等。ビュッフェ込みをどう捉えるかだ。

 巨大電光掲示板の端やコンクリート柱が視界にかかる席は、公式に「見切れ席」として半額で販売されている(イープラス限定。試合によっては設定なし)。全260席中30席が該当する。

レア度 ★★★★★

 年間指定席で完売しており、購入できるのは見切れ席のみ。

 総評:そこらの居酒屋や家と大差ないと思うなら、素直に他の座席にしておいた方がいい。かなりの“変化球”シートで、リピートしたくなるかは微妙なところ。ただ、実際に手に入るのは見切れ席だけで、半額の3000~3500円なら悪くはない。

 見切れ席と言ってもいろいろある。4列目10、22、34、46、58番は、すぐ隣がコンクリート柱で確かに見切れ席。2列目以降の69、70番は巨大電光掲示板が思い切り視界にかかるが、それ以外は障害物の影響は少ないと感じた。

 ※読者の方のヤフオクドームでの試合観戦中の事故、また試合観戦に関係するその他のトラブルについて、西日本新聞社では一切の責任を負いかねます。

=2018/08/27 西日本スポーツ=

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