ぎっくり腰は快勝の予兆? 柔道・角田、痛み止め飲みV/アジア大会

西日本スポーツ

表彰台で金メダルを手にする角田 拡大

表彰台で金メダルを手にする角田

 ◆アジア大会 柔道女子52キロ級決勝(29日・ジャカルタ)

 力の差を見せつけた。女子52キロ級決勝。開始31秒にともえ投げで韓国選手から技ありを奪った角田夏実(了徳寺学園職)は、2分すぎに腕ひしぎ十字固めで勝負を決めた。二つの得意技を駆使し、合わせ技一本勝ち。「オール一本」で昨年の世界選手権銀メダリストの意地を見せ「ホッとしました」と目尻を下げた。

 22日に持病のぎっくり腰を発症し、前日28日に練習を再開したばかりだった。4月の全日本選抜体重別選手権も大会前にぎっくり腰になっただけに「またかと思った」と苦笑いを浮かべる。もっとも、同選手権では阿部詩と志々目愛の世界選手権代表コンビをともえ投げで撃破。痛み止めを飲んで臨んだ今回も準決勝で北朝鮮の選手にともえ投げで一本勝ちし、決勝前に対策を練っていた韓国選手に対しても「体が勝手に動いた」と得意技でポイントを奪った。「ともえ投げや腕ひしぎばかりだと対策が立てられやすくなる」と、同選手権後から袖釣り込み腰など、立ち技の幅を広げたことも功を奏した。

 東京五輪代表争いは世界選手権2連覇を狙う志々目、国際大会で圧倒的な強さを誇る阿部との三つどもえだ。角田は「アジア(大会)と世界(選手権)では差があるし、やっと志々目さんの足をつかめたくらい。でも、自分もまだいるぞとアピールしたい」と闘志を燃やす。絶対的な武器を持つアジア女王が、52キロ級の東京五輪代表争いをさらに面白くする。(末継智章)

=2018/08/30 西日本スポーツ=

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