浅井 快速捲りV 開設記念 【富山】
富山競輪のG3開設67周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」は2日に決勝戦が行われ、浅井康太(34)=三重=が4番手からの捲りを決めて、6月の久留米記念以来、今年2度目の優勝を飾った。G3は23回目のV。
読み通りだった。先行するのは同県3人の埼玉勢。浅井は後ろを終始追走し、最終2角で一気の仕掛け。平原康多が慌てて番手から出たが、浅井のダッシュに応戦できずに勝負あり。
「いつもなら待つタイミング。でも、力を出し切りたかったし、平原さんともがき合って2、3着でもいいと考えた」。展開を読む能力と判断力、そして脚力。浅井の強さが全て出た。
「今後につながるレースができた。上位レベルで戦って、脚力を維持していかないといけませんから。競輪界を引っ張っていくレースをしていく」。責任感と自負。GPユニホームがいつになく輝いて見えた。
=2018/09/03付 西日本スポーツ=