強くなるための言葉「まだ駄目でした」/アジア大会記者コラム

西日本スポーツ

レスリング女子62キロ級準決勝でモンゴル選手に惜敗し、うつむく川井 拡大

レスリング女子62キロ級準決勝でモンゴル選手に惜敗し、うつむく川井

 アジア大会が終わり、最優秀選手(MVP)には競泳で日本人初の6冠を達成した池江璃花子が選ばれた。では、取材の中で最も印象に残った言葉「MIP」(Most Impressive Phrase)は何か。迷わずレスリング女子フリースタイル62キロ級銅メダルの川井梨紗子のコメントを推したい。

 準決勝でモンゴル選手に完敗して号泣した直後。3位決定戦前のウオーミングアップで、何と、そのモンゴル選手に練習相手をお願いしたそうだ。「粘りというか勝負強さが打ち込みから伝わってきた。自分も負けず嫌いと思っていたけど、まだ駄目でした」

 勝者を素直に認め、強くなるために次に進む。東京五輪の前哨戦という今大会の位置付けを体現した言動だろう。彼女に限らず、今大会の結果を2年後にどう生かすのか。今から待ち遠しい。(末継智章)

=2018/09/03 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ