西武-ロッテ0-8→8-8→9-8→9-13壮絶乱打戦 山川37号満塁弾、5年目で初大台102打点
◆西武9-13ロッテ(8日・メットライフドーム)
激闘を終えた辻監督が疲れた表情でベンチ裏の取材場所に現れた。左手の腕時計にチラリと目をやり、つぶやいた。「長い試合だったね」。一時は8点差を大逆転。スコアボードに派手な数字が躍る4時間17分のロングゲームを振り返った。
十亀の大乱調で嵐のような試合は幕開けした。初回に一挙5点を献上。立ち直る気配なく2回も井上に左中間への3ランを浴びた。「先発としての仕事を果たすことができなかった」。マウンドを降り、下を向く十亀の前で逆襲が始まった。
2回、先頭山川が左中間を破る二塁打で口火を切った。この試合で松井秀喜に並ぶ歴代5位タイの574試合連続フルイニング出場を果たした秋山も適時打でつないだ。4点差に迫り、2死満塁で再び山川。その打球は左翼席に突き刺さり、わずか1イニングで8点差を追いついた。勢いに乗り、4回に中村の適時打で勝ち越し。4月18日の日本ハム戦でも8点差をひっくり返した脅威の“獅子脅し打線”が大爆発した。
ところが、先発が2回でKOされた“ツケ”が回ってきた。辻監督は「追いついたとしても投手が足りなくなる。左右関係なく投げなきゃいけない」。5、6回に1点ずつ返され、再逆転を許すと、8回に致命的な3点を失った。指揮官も「0-8から始まった。よく8点も取ったわ」と打線をほめるしかなかった。
■十亀抹消へ
満塁弾で今季102打点とし、5年目で初の大台に乗せた山川も「勝てなかったので意味がない。逆転したけど勝てなかった」と笑みはない。試合後に十亀の抹消が決定。エース菊池はローテ通りに14日の楽天戦に臨むことも確認された。大量ビハインドを一度ははね返したたくましさをプラスにとらえるしかない。 (小畑大悟)
=2018/09/09付 西日本スポーツ=





























