木村完全で大会2V 飯塚プレミアムカップ

西日本スポーツ

 飯塚オートの特別G1共同通信社杯プレミアムカップは最終日の17日、最終12Rで優勝戦(600万円)があり、木村武之(41)=浜松=が、1角先取りから逃げ切って7大会ぶり2度目、G1 15度目のVを挙げた。飯塚では一般戦も含めて初めての優勝で、G1全場制覇の偉業も成し遂げた。大会3連覇を狙った永井大介(41)=川口=が2着。1番人気のS1鈴木圭一郎(23)=浜松=は3着に終わった。5日間の総売上額は10億3106万円(目標額12億5000万円)だった。

■ヒーロー

 木村武之が、同じ浜松の後輩レーサーでS1の鈴木圭一郎との連勝対決を制した。「まさか、まさかですよ。いやぁ、うれしい。しかも完全優勝なんて出来過ぎですよね」。優勝インタビューの最中は終始、笑みがこぼれっぱなしだった。

 予選からSはバチバチ切れていた。それでも優勝戦は「プレッシャーがあった分、練習みたいに切れなかった」。2枠の鈴木がS後車を伸ばし、先手を奪われそうになったが、「行けるところまで突っ込もう」と意地の突っ張り。1角を先取りすると、道中も何度か差し込もうとする鈴木を、気迫で押さえ切った。不安があった後半の動きにも「何とか8周回持ってくれた」。最後は、大会3連覇を狙う永井大介が迫ってきたが、わずかに先着した。

 勝負の分かれ目は、優勝戦の枠番選択だった。真っ先に枠を選べた鈴木が「1枠を取る勇気がなかった」と2枠を選択。2番目選択の木村は「1号車か3号車かで正直、迷った」。それでも3枠を取れば、「たぶん周平(青山)が1枠を取る。そうなれば、周平と圭一郎よりSで先に行くのは無理。優勝の可能性があるとしたら1枠」。包まれると大敗もある1枠を強気に選んだ木村の読みは、ばっちりと当たった。

 この優勝で、ようやく飯塚で勝つことができた。さらにG1全場制覇を成し遂げた。「これまでも特に苦手意識はなかった。取れなかっただけ」。その偉業を達成できたのは、機力の後押しがあったからこそ。「これまでは外からかぶせられたら突っ張れなかった。エンジンレベルはいいと思う。SG優勝も狙えるレベルはあるんじゃないかな」。機力にさらに自信を深めて、10月初旬には地元浜松でSG全日本選抜を迎える。「いいリズムで行けそうな感じはある」。5年ぶりのSG制覇へ最高の弾みが付いたのは間違いない。 (三島)

=2018/09/18付 西日本スポーツ=

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