西武・山田が絶叫「熱男~!」プロ初安打が1号 先天性の難聴、明るさで乗り越え

西日本スポーツ

 ◆西武12-4日本ハム(19日・メットライフドーム)

 レオの本拠地に本家顔負けの「熱男~!」の絶叫がこだました。4回2死二塁。高卒4年目の山田が左腕堀の138キロ直球をフルスイングで左中間席に運んだ。記念すべきプロ初安打がプロ初本塁打。豪快な2ランでリードを5点に広げた。

 さらにベンチ前では、ソフトバンク松田宣の専売特許といえるパフォーマンスを披露。「入ったという実感がなくて、ファンの声援で分かった。本当にうれしい。夢を見ているよう」。スタンドの西武ファンを想定外の絶叫でも大喜びさせた。

 同じ三塁手で、入団時から顔が似ていると言われる松田宣は憧れの存在。「松田さんからは『おう、獅子男』と呼ばれてます。(熱男も)『使っていいよ』と言ってもらった」。ライバルの中心選手の“得意技”を披露した舞台裏を明かした。

 今季は1軍昇格し、グラウンドであいさつする機会も増えた。そこで先輩のパフォーマンスを披露する“公認”も得ていた。この日は9連戦の6戦目で、本来は三塁の中村がDHで出場。8番三塁でプロ初先発した21歳が最高の結果を残した。

 佐賀工高からドラフト5位で2015年に入団。先天性の難聴で右耳が聞こえないが、そのハンディは2軍での猛練習と明るさで乗り越えてきた。「元気でやらないと結果が出せない」。先輩たちの熱烈な出迎えが「愛されキャラ」の証明だ。

 6試合連続の2桁安打で12点を奪い、今季3度目の6連勝。山田と同じ佐賀出身の辻監督は「佐賀というだけじゃなくて、いいところがないと使わない。この時期のスタメンはすごいこと」と目を細めた。強力打線に加わった新星が、優勝マジックを「9」に減らした西武を加速させた。 (松田達也)

=2018/09/20付 西日本スポーツ=

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