ソフトB森30セーブ 球団日本人では2010年の馬原以来
◆日本ハム7-9ソフトバンク(20日・札幌ドーム)
心は乱れなかった。2点リードの9回を3人で締め、森が今季30セーブに到達した。先頭の大田の二ゴロは際どいタイミングだったが、右腕が一塁のベースカバーに入って処理。リクエストでも判定は変わらず、近藤をフォークで空振り三振、4番中田はカットボールで右飛に仕留めた。
球団の日本人選手では2010年に32セーブを挙げた馬原孝浩以来、8年ぶりの大台到達。「ゼロで帰ってきたことがよかった。30セーブは気にしてはいなかったけど、プラスになると思う。でも、まだシーズンは終わってないから」と冷静に振り返った。
サファテが股関節を手術し、4月下旬から守護神を任される右腕は、球団初の新人から5年連続50試合登板も達成している。強い肉体は「鍛えながら投げる」というサファテの教えのたまものだ。遠征先にも宿舎近くに行きつけのジムがあり、週2回のウエートトレーニングを欠かさない。シーズン中は体重が減る選手が多い中で「今年も順調に増えた」と誇らしげだ。
現在も米国でリハビリ中のサファテとメッセージの交換を続ける。6月27日の日本ハム戦(那覇)で9回に3失点してサヨナラ負けした試合は、投球の一部始終を動画でチェックしてくれた。「いい投球でも悪い投球でも、すぐに次の試合が来る。引きずる暇はない」。重責を全うするためには、ぶれない心が必要なことを改めて思い知った。
一時は4点台だった防御率も、2・83まで改善。後半戦の24試合で失点したのはわずか1試合。その相手も日本ハム(8月11日に2失点)だった。「やられたら、やり返したい思いはいつもある」。クライマックスシリーズでも対戦する可能性がある相手から節目のセーブを挙げた守護神が、また一つ階段を上った。 (鎌田真一郎)
=2018/09/21付 西日本スポーツ=




















