ソフトBのキューバコンビ、初のアベック弾 デスパ・グラシアル 4連勝で5年連続のCS進出決定

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク6-4オリックス(22日・ヤフオクドーム)

 初のアベック弾で追走!! 右膝炎症から復帰3試合目のアルフレド・デスパイネ外野手(32)とジュリスベル・グラシアル内野手(32)が初めてのアベック弾を放ち4連勝、5年連続となるクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。デーゲームで西武がマジックを「7」に縮めた後のナイターで勝利し、しっかりと追走だ。23日には脳振とう特例措置で出場選手登録を外れていた柳田が復帰、即スタメン予定。まだまだ強くなる。

 主砲が復活のアーチを架けた。2点をリードして迎えた3回1死一塁。右膝炎症から復帰3試合目のデスパイネが、オリックスの先発山岡が投じた初球、外寄り高めカットボールをフルスイングした。「バットの先だったが感触は良かった。入ると思った」。鋭いライナー性の打球は左翼テラス席に着弾する26号2ラン。8月12日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)以来、41日ぶりの一発だ。

 母国キューバの“盟友”も続く。1点差に迫られた直後の8回。先頭のグラシアルが追い込まれながらも、沢田の高め真っすぐを振り抜いた。こちらも左翼テラス席に入る7号ソロ。貴重な追加点を挙げ「振りまけず、いいコンタクトができた」と満足そうに笑った。工藤監督は「欲しいところで点を取ってくれた。大きい2本の本塁打」と4連勝に導いた2人をたたえた。

 初めてのキューバコンビによるアベックアーチ。ともに代表でプレーした昨春のWBCでもなく、デスパイネにとり喜びはひとしおだ。自身が右膝炎症で離脱していた際、主軸でチームを支えたのはグラシアル。福岡県筑後市の2軍施設でリハビリに取り組みながら「(グラシアルの活躍は)刺激になるね」と口にするなど、励みにしていた。

 外国人枠の関係もあり、今季2人が同じ試合でプレーしたのは、まだ15試合目。それでも、キューバから遠く離れた日本でプレーする2人の絆は強い。デスパイネは「同じ言葉で話せる仲間がいることは本当に心強いよ。2人で打てて本当にうれしい」と笑みをこぼし、グラシアルも「(アベック弾は)初めてだね。チームも勝ったし、うれしい」と上機嫌だった。

 直近の2週間で戦った11試合のうち、敗れたのは首位西武との直接対決3連戦のみで、8勝3敗。この試合前に西武がロッテに劇的勝利を収めた直後でも、きっちり白星をつかんだ。工藤監督も「多分(西武の結果は)選手も知っていたとは思うが、僕らは目の前の試合を勝っていくしかない」と、6・5差で追う獅子に重圧をかけ続けていく覚悟だ。

 チーム状態は上向きだ。
キューバコンビに加え、柳田が戻ってくる。破壊力抜群の打線が復活だ。デスパイネも「一つも落とせない気持ちでやっていく。雰囲気はいいね」と前を向く。
負けられない厳しい道に変わりはないが、誰もあきらめていない。 (山田孝人)

=2018/09/23付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ