ソフトバンク7連勝 柳田、全快猛打ショー 10連勝西武と激突へ

西日本スポーツ

 ◆オリックス5-8ソフトバンク(25日・京セラドーム大阪)

 15安打8得点の猛攻で工藤ホークスが7連勝を飾った。1番に起用された上林誠知外野手(23)が先頭打者弾を放って勢いをつけると、4番の柳田悠岐外野手(29)も脳振とう特例措置から復帰後初のタイムリーで続いた。6回には5番デスパイネに一発が飛び出すなど、グラシアルも含めた中軸で8安打5打点。27日から10連勝中の首位西武と最終3連戦。敵地で奇跡のVへの扉を開く。

 頼れる4番が大一番を前に復活した。上林の初回先頭打者本塁打で1点を先制し、なお1死三塁。柳田がオリックスの先発ローチが1ボールから内角へ投じたカットボールを巧みに捉えた。一、二塁間をしぶとく破る右前打。「前の打者がチャンスをつくってくれるので集中した。運もありますよ」と謙遜するが脳振とう特例措置からの復帰3試合目、待望の初タイムリーは生まれた。

 打棒は止まらない。1点差に迫られた5回は、無死一塁から再びローチのカットボールを中前へはじき返した。相手中堅手の宗がバウンドを見誤り後ろにそらした間に、快足を飛ばして一気に三塁へ。再び試合の流れを引き戻す貴重な追加点となる適時三塁打だ。ここでも「(一走の)グラシアルが一生懸命走ってくれたおかげ」と控えめだが、6回にも二塁打で復帰後初の3安打猛打賞で2打点。本塁打が出れば今季2度目のサイクル安打という猛打で7連勝に貢献した。

 16日の西武戦前に左側頭部に打球を受け、特例措置で6日間の抹消期間を経て、23日の日本ハム戦で戦列復帰した。これで3試合計11打数5安打、打率4割5分5厘。1週間以上実戦から離れていただけに「日ごとに対戦する投手も違う。いろいろ試しながらやっています」と本人は決して満足はしていないが、尻上がりに調子を上げていることは間違いない。この日の2打点を加えて、シーズン97打点にも到達。目標に掲げる100打点も間近だ。

 打線の中心に頼れる男がどっしりと座ることで、強力な中軸の破壊力も増している。3番グラシアルは2安打、5番デスパイネは27号2ランを含む3安打3打点。チームの15安打8得点のうち、3人で8安打5点を稼ぎ出した。工藤監督も「負けられない中で、中軸がしっかりと得点を取ってくれる。チームにとってこれ以上のことはない。まあこれを何とか、次の試合に」と深くうなずいた。

 西武は劇的逆転勝利を収めて10連勝、ホークスも7連勝。連勝同士で27日からメットライフドームで3連戦を迎える。「絶対勝つという気持ちがお互いに出ている中で戦うんでね。うちがほんのわずかでも上回って、何とか三つ取りたい」と工藤監督は力を込めた。

 「変わらずにね。頑張りますよ」と静かに闘志を燃やす柳田は今季の西武戦では打率3割6分5厘、17打点、カード別最多の8本塁打をマークしている。3連敗を喫した前回3連戦では試合前に頭部に打球を受けた2戦目から欠場を余儀なくされた。奇跡の大逆転連覇へ。破竹の獅子を止められるのは、ギータしかいない。 (山田孝人)

=2018/09/26付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ