ソフトB運命の西武3連戦! 柳田「おもしろくしたい」雪辱一発宣言

西日本スポーツ

27日からの西武3連戦に向けて闘志を燃やす柳田 拡大

27日からの西武3連戦に向けて闘志を燃やす柳田

大阪市内のホテルから伊丹空港に向かう柳田 柳田の主な球場別今季打撃成績 タカの今季西武戦成績

 パ・リーグの灯は消さない! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が26日、首位西武との3連戦必勝を誓った。10年ぶり優勝へのマジック「5」がともるライバルと、敵地メットライフドームでの直接対決。前回の3連戦は左側頭部に打球を受けた影響で2試合を欠場し、チームも3連敗を喫した。自らの打棒で前回対戦の雪辱、そして大逆転連覇への道を切り開く覚悟だ。

 連覇への“ラストチャンス”となる3連戦を前に闘志を燃やした。2敗1分けでも宿敵の優勝を目の前で見せつけられ、ソフトバンクは連覇への道が絶たれる。負けられない大一番に向け、26日に空路大阪から東京都内に移動した柳田は「(3連勝は)そんなに簡単ではないですよ。でも勝ったらおもしろくなる。おもしろくしたいですね」とゆっくりと語りながら腕を回した。

 前回対戦時の悔しさも晴らしたい。同じ敵地が舞台だった15日からの3連戦で3連敗。初戦を落とし、迎えた第2戦の試合前練習時に左側頭部に打球を受けて救急車で病院に運ばれ、残り2試合はベンチ裏のロッカーのテレビで試合を見届けた。「とにかく痛くて…。早く治ってくれと思っていた」。願い届かず、西武にはマジック「11」が点灯。戦いの場にすら立てない自身に憤った。

 脳振とう特例措置が適用されたため、通常の10日より短い6日間の抹消期間を経て、23日の日本ハム戦で復帰。それまで、チームは柳田不在の穴を懸命に埋めて4連勝した。勢いに乗った柳田自身も復帰後3試合で11打数5安打、打率4割5分5厘、2打点。ブランクを感じさせずに前回の西武戦以降は無敗となる7連勝に貢献し、再び因縁の所沢に戻ってきた。メットライフドームでチームは今季2勝7敗。主軸の柳田の球場別成績も、パ・リーグ6球団の本拠地の中でワーストの打率1割8分8厘、わずか3安打で本塁打は1本もない。

 「僕は冷静ですよ」。そう平常心を強調したが、チームにとっても、自身にとっても、雪辱を果たす舞台へ向かう闘争心が伝わってきた。

 上り調子の4番には個人の節目到達の期待もかかる。現在、2015年のトリプルスリー達成時に記録したシーズン最多本塁打に並ぶ34発。「ホームランを打ちたい。しょせん、まだタイ記録」と気合を入れた。打点数も現在97打点。15年と17年に99打点をマークしている男が、かねて目標に掲げる初の100打点到達も近い。目標を達成すれば、チームの勝利もぐっと近づくことになる。

 唯一無二の主役が戻って、現在10連勝中の西武との決戦に挑む工藤監督も気合をみなぎらせた。「もう一つも落とせない戦い。絶対に三つ勝つという気持ちで臨む。相手も負けていないが、僕らも7連勝している」と自信を見せた。柳田も「一つ一つ、一戦一戦」と短い言葉に思いを込めて、拳を握った。 (山田孝人)

=2018/09/27付 西日本スポーツ=

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