「スーパーボックス」に行ってみた【後編】手が出せるチケットの買い方は/ヤフオクD観戦ガイド

西日本スポーツ

 2018年シーズン現在、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームには30もの席種がある。どの席で見るべきか? チケットを確保するには? 西日本スポーツ読者の観戦の一助にと、球団の協力を得つつ、忖度しないで座席をレビューする。今回は特別編として「スーパーボックス」を前後編で特集してみた。【後編】

 ※各項目は5点満点

 フード・ドリンクの価格 ★★★★★

 基本的には法人向けの年間指定席なので、訪れたことのある人は仕事絡みがほとんどではないだろうか。

 ここの食事は事前予約メニューと当日注文メニューに大別される。事前予約メニューを見ると、ローストビーフ4人前で1万2000円、チーズ盛り合わせ7000円など、その値段に一般人はギョッとすること請け合い。コンコースで売られている食事と比べて、まあ法外とはいわないが、このご時世、会社の経理担当者の顔が浮かぶような価格帯ではなかろうか。

 売り上げの約80%を事前予約メニューが占めるという。価格ゆえか、オーダーの数ゆえか。中でもよく出ているのは、福岡の老舗寿司店「河庄」のにぎり盛り合わせ。4人前1万3500円からで、特上だと2万7500円。それと、前述のローストビーフも売れ筋という。

 その点、当日メニューには比較的、気軽に頼めるものもある。4~5人前で6500円のセットメニュー(枝豆、焼き鳥、フライドポテト、焼きラーメン)のほか、単品では焼き鳥12本3000円、たこ焼き12個1500円、フライドポテト4~5人前1100円、とり飯おにぎり4個1200円といったところが挙げられる。

 一般向けチケットの価格 ★★★~

 とはいえ、一般向けのチケットは全てフード付きのセットプランで販売されている。8人部屋を8人で利用すれば、1人あたりの料金は「ビュッフェ付きプラン」で8100円。部屋に運ばれてくる「食事付きプラン」では約9000~1万3000円で、こちらはフィールドに張り出した「コカ・コーラシート」のA席、バックネット裏の「〈みずほ〉プレミアムシート」前列のSS席と似た価格帯といえる。

 食事付きと考えると、縁のない世界でもないように感じる。ただ、あくまでこれは定員の上限8人を集めた場合。人数が少なければ当然、割高になっていく。

 基本的にドリンク代は別途かかる。冷蔵庫の中のビール中瓶1本950円は、夜のお店と錯覚する設定。このほか350ミリの缶チューハイが500円、ペットボトルのソフトドリンクが400円ちょっと。コンコースで提供されているものと比べても、明らかに割高で尻込みしてしまう。

 シーズン前半の球団が指定する日なら、軽食に加え、ドリンク付きのプランもある。ビール以外飲み放題の「ワイワイお得プラン」と、スパークリングワイン1本付きの「『一休.comレストラン』特別観戦プラン」だ。

 「ワイワイ~」の料金は人数によって変わり、最少利用人数の4人だと1人あたり8700円、定員の8人だと1人6700円。人数が増えるほど軽食のメニューも増えるので、行くならできるだけ大人数が吉だ。この価格帯は三塁側の「AUTOWAY RECARO スタジアムシート」に近い。

 「一休.com~」の料金体系は異なり、日によって7万200円か9万1800円の2パターン。最少利用人数はない。あくまで定員の8人で割れば、1人あたり8775円か、1万1475円となる。

 プランごとに購入方法は異なる。公式サイトの「チケット」で「スーパーボックス」のページを確認するといい。購入できる期間も試合開催3日前までのものから、18日前までのものまであり、プランによる。

 特典の1台無料の駐車券があるが「ワイワイ~」だけは付かない。

 レア度 ★★★

 一番人気は金曜日で、土日祝日も予約が取りづらいが、平日は空室がある。いずれにせよ明日、明後日の試合は買えないので、購入期限を確認しておきたい。

 総評:一般には高嶺の花のようで、工夫次第では「たまのぜいたく」ぐらいの感覚で利用できる。よく買うチケットの料金に、自分が毎試合、いくらぐらい飲食するかを足して比較し、それぞれにとってのコスパを考えるといい。案外、身近に感じるはずだ(と同時に、球場グルメの売り上げの大きさにも気づかされるはずだ)。

 球場グルメや、売り子さんのビールがあってこそという人には縁のない席。フードやドリンクの追加注文は正直、ためらわれる。お腹いっぱい食べ、酔っ払える席とは考えない方がいい。試合の前後でフォローするのが、お財布にはやさしいだろう。

 ※読者の方のヤフオクドームでの試合観戦中の事故、また試合観戦に関係するその他のトラブルについて、西日本新聞社では一切の責任を負いかねます。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ