代走稼頭央にファン大歓声 西武に劇勝呼んだ!「最後はうれし涙で終わりたい」

西日本スポーツ

現役引退会見に臨む西武・松井 拡大

現役引退会見に臨む西武・松井

 ◆西武7-5ソフトバンク(27日・メットライフドーム)

 今季限りで現役を引退する西武の松井稼頭央外野手(42)が“劇勝”を呼び込んだ。出場選手登録された27日、8回にメヒアの代走で登場。5日の日本ハム戦(旭川)以来となる1軍での勇姿にファンから大歓声が送られた。その中で生まれた秋山の劇的な逆転3ラン。「秋山はさすがやね。(打った瞬間)入ると思った」と興奮口調だった。

 試合前にはメットライフドームで会見を開き、ライオンズでの“初栄冠”を25年間にわたる選手生活の集大成にしたい考えを明かした。言葉に詰まる場面はあったが、笑みを浮かべながら「最後はうれし涙で終わりたい。(その時は)日本一です」とうなずいた。

 「走攻守の三つが重なって『松井稼頭央』だと思ってやってきた」と振り返った松井は、ユニホームを脱ぐ決断に至った経緯について「(15日に出場選手登録を)抹消になり、考える時間があった中で、そろそろやめる時が来たな、と思った」と語るにとどめた。

 楽天時代の2013年に経験したが、前回の西武時代(1994年から2003年)は日本一の美酒を味わっていない。15年ぶりに復帰した古巣で巡ってきたラストチャンスに「胴上げしてもらっている姿を(ファンに)見てもらいたい」と自身も脳裏に描く。

 今年に入って目の衰えを感じたという松井は、発注していた眼鏡をこの日からかけてプレー。「自分のことは何とも思わないけど、ファンの方の声援がすごくて本当にありがたい」と改めて感謝した。「一人の選手として大きな力をチームに与えてほしい」との辻監督の期待に応え、ラストスパートの“切り札”が大きな1勝に寄り添った。 (西口憲一)

■鈴木球団本部長は指導者で松井期待

 西武の鈴木球団本部長は現役引退を決めた松井について「人柄を含め、誰もが認める存在。こちらとしては(今後も指導者として)お願いしたい」と明かした。今後の引退試合やセレモニーなどについては「まずはチームの戦いが最優先になる。しっかりとした形で送りたい、とは考えている」と説明した。29日のソフトバンク戦が本拠地最終戦となるが、優勝マジックの状況などを見ながら判断する意向だ。

 西武・中村「入団したときからすごく格好いいと思っていたし、今でも変わらずに格好いい。寂しいけど、何とか優勝して引退に花を添えたい」

 同・栗山「(今春)キャンプのときに一緒にマシンを打っていて、(松井)稼頭央さんが終わらないので、僕も終われなかった。背中でしごかれた」

 ソフトバンク・西田(松井が日本球界に復帰した2011年は楽天在籍2年目)「小さい頃からのスター。(遊撃手での守備練習では)ずっと後ろから見ていた。(試合前に)『ビックリしたか?』と言われた。寂しいですね」

=2018/09/28付 西日本スポーツ=

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