西武・山川、覚醒! 全試合4番で打ちまくる「つらい時期は多かったけど…」

西日本スポーツ

 ◆日本ハム4-1西武(30日・札幌ドーム)

 覚醒したスラッガーが開幕から全試合で4番に座り、打ちまくった。「つらい時期は多かったけど、うれしかった。自分のバッティングができたし、優勝できてほっとした」。本塁打と打点の2冠も視野に入る大ブレークの1年だった。

 プロ入り後の2年間は計15試合の出場だった。結果を出し始めて期待されると故障、という悪循環が続いた。昨年自身最多の23本塁打を放ち、今季は4番として重要なのは「試合に出続けること」と話し、そのための準備を怠らなかった。

 本拠地のナイターでは正午すぎにはグラウンドに出て、ストレッチやランニング、早出特打に取り組むのを日課とした。左足を大きく上げて投手方向に踏み出し、108キロの体を球にぶつけるように体重移動する豪快な打撃フォームにも、体は悲鳴を上げなかった。

 「ホームは大好き。家で寝て、食事をして、すべての準備を試合に向けられる」。昨年8月に結婚した妻・麻衣子さんの支えもあり、今季の本塁打46本のうち、本拠地では27発という無類の勝負強さにつながった。

 中村やメヒアという本塁打王を獲得した実績あるスラッガーと勝負しなければ試合に出られないという状況が自然と危機感を生んだ。「自分は試合に出られない苦しみをずっと味わってきた。今は打てなくても、当時の苦しみに比べたら、よっぽど幸せ」と笑う。

 4番で起用し続けた辻監督の信頼を背に受けて「全打席でホームランを狙う」と持ち味の豪快なフルスイングを貫いた。ピアノも得意で書道も達筆。型破りな4番が“獅子脅し打線”の顔だった。 (松田達也)

=2018/10/01付 西日本スポーツ=

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