ソフトB柳田150号 代名詞フルスイングで決めた

西日本スポーツ

 ◆オリックス4-6ソフトバンク(5日・京セラドーム大阪)

 切れるかな…と思った打球は特大のメモリアル弾だった。柳田悠岐外野手(29)が1点を追う4回に36号同点ソロ。プロ8年目で通算150号に到達した。ギータの一発で勢いに乗った打線は、この回4得点で逆転した。きょう6日はレギュラーシーズン本拠地最終戦で、引退を表明した本多雄一内野手(33)のラストゲーム。最高の試合でクライマックスシリーズに弾みをつけるぞ。

■36号ソロから4点

 節目にふさわしい規格外弾だった。1点を追う4回2死。柳田がオリックスの先発東明の初球、高めの139キロ真っすぐをフルスイングした。飛距離は文句なし。左翼ポール際の大飛球は切れなかった。「しっかり自分のスイングができ、芯で打てた」。自画自賛の一撃は、逆方向の最上段、左翼5階席に着弾する36号同点ソロ。プロ8年目で通算150号に到達だ。

 ゆっくりベースを一周。祝福ムードに包まれた三塁側のベンチ前で、大歓声に応えて記念ボードを頭上に掲げた。「まさか自分がホームランを150本も打てるなんて思っていませんでした。これからも、いいホームランをたくさん打てるように頑張っていきたい」。2年目の2012年8月5日の西武戦で放ったプロ1号。そこから積み重ねての感慨深い一発で、柳田は気持ちを新たにした。

 こだわりがあった。2日のロッテ戦でともにシーズン自己最多となる35本塁打&100打点をマーク。加えて「何とか今シーズン中に達成したい」と目標に掲げていたのが通算150号だった。9月16日の西武戦前に左側頭部に相手打撃練習の打球を受け、脳振とう特例措置による出場選手登録抹消で6日間戦列を離れるアクシデントもあったが、ものともせず。有言実行の一振りとなった。

 10月3日までの前カード、ロッテ4連戦では徹底的な内角攻めに遭った。昨季までならいらついてフォームを崩すこともあったというが、今季は動じない。柳田は「精いっぱいやるだけです」と謙遜するが、藤本打撃コーチは「(精神的にも)成長したよね。それに(ロッテ戦で)あれだけ内角を攻められた後、逆方向にあの打球やもん。天才や」と手放しでたたえた。

 衝撃的な一打に工藤監督も目を丸くした。「規格外というか日本人ではなかなかいない。さすがギータ、150号にふさわしい」とうなずいた。復帰後は打率3割1分で2本塁打。そしてこれで5試合連続安打だ。13日からのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージへ、頼もしすぎる男が着実に状態を上げている。柳田は「CSが近づいてくるにつれ、気持ちも高ぶってくると思う」と腕をまくった。レギュラーシーズン残り3試合で、さらに牙をとぐ。 (山田孝人)

=2018/10/06付 西日本スポーツ=

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