ソフトB200発、パ17年ぶり 松田宣32号で決めた!!

西日本スポーツ

 ◆ロッテ3-8ソフトバンク(7日・ZOZOマリンスタジアム)

 ダブル快挙だ!! 工藤ホークスがシーズン200本塁打を達成した。3回に松田宣浩内野手(35)が32号3ランを放ち、2010年の巨人以来8年ぶりの大台到達で、パ・リーグでは01年の近鉄、ダイエー以来17年ぶり。4回には上林誠知外野手(23)が65年ぶりとなるシーズン14本目の三塁打を記録し、歴代4位タイに浮上。試合は先発ミランダの好投もあって3連勝。クライマックスシリーズ(CS)に向け、力強いホークスが戻ってきた。

 まさに、獅子を「脅す」号砲だった。4点リードの3回だ。2死一、二塁で1ボール2ストライクと追い込まれた松田宣が、二木の投じた4球目の甘い直球を振り抜いた。勢いよく飛び出した打球は、タカ党の陣取る左翼席に飛び込んだ。

 「追い込まれてましたがうまく打てました」と振り返った一発は、プロ通算1500安打にあと1本と迫る32号3ラン。ベンチへ戻ると、デスパイネとともにお約束の「熱男ポーズ」だ。序盤でリードを7点に広げた一発は、日本一のためには必ず倒さなければいけないリーグ王者の西武撃破へ向け、チームに大きな自信を与えるアーチだった。

 松田宣の一発で、今季のチーム本塁打数は200発に到達した。驚異的な得点力を武器にリーグを制覇した「獅子脅し打線」でも、今季のチーム本塁打は196。パ・リーグでのシーズン200発超えは2001年の近鉄、ダイエー(ともに当時)が記録して以来、17年ぶりの快挙だ。

 得点力では西武に大きく水をあけられたが、CSへ向けてこの「一発力」は何とも心強い。藤本打撃コーチは「一本で試合は変わる。接戦で本塁打は効いてくる」と、短期決戦では一発の重みがシーズン以上に増すことを強調。4番柳田がリーグ2位の36本塁打で、松田宣も同3位タイの32発。27発のデスパイネ、53試合の出場で9発のグラシアルもいるだけに、破壊力は「獅子脅し」を超えていると言っても過言ではない。

 工藤監督も「相手からすれば本塁打というのは脅威。そこ(200発)を打ったみんなは素晴らしい」と、CSへ向けて打線のパワフルさを喜んだ。それだけではなく、短期決戦へ向けて自慢の一発だけには頼らない攻撃も披露。高田の3点適時三塁打で先制した2回に、なおも1死三塁の場面で高谷に初球からスクイズのサインを出した。難しいフォークを、高谷は左膝を突きながらもきっちり投前へ転がし三走の高田が生還。「CSを見据えた攻撃? 取れる時に取っておこうということ」。指揮官が大きな手応えを示した打線が大技、小技で、下克上での日本一への準備を整えている。 (倉成孝史)

 ◆球団記録は203本 ホークスのチーム本塁打記録は2001年の203本。王貞治監督(当時)が目指す豪快野球が開花。小久保裕紀44本、松中信彦36本、城島健司31本、井口資仁が30本を放ち、「30発カルテット」が誕生した。加えて2年連続で打率3割の柴原洋(本紙評論家)、同じく3割をマークしたバルデス、主将として選手を束ねた秋山幸二(同)も名を連ねるなど強力打線は他球団の脅威だった。

=2018/10/08付 西日本スポーツ=

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