ファイナルS 西武のもくろみ崩したホークス先勝/秋山幸二氏の目

西日本スポーツ

 ◆パ・リーグCSファイナルステージ:第1戦 西武4-10ソフトバンク(17日・メットライフドーム)

 逆転打の川島はカウント2ボールから球種を真っすぐかカットボールのいずれかに絞っていたに違いない。コースも内角を予想していただろうし、狙い打ちだった。この思い切りの良さとイメージを含めた準備こそが川島の真骨頂。持ち味を存分に生かした殊勲打ともいえる。ビッグイニングのお膳立てをした甲斐の四球にも同様の価値がある。追い込まれてからの低めの変化球をしぶとく見極めた。集中力のたまものだ。

 今の西武打線を抑えるのは至難の業。浅村は相変わらず振れており、山川も前の打席で反応できなかったカーブを、多少甘かったとはいえ、次の打席では本塁打にした。シーズンでの逆転勝ちの多さでも実証されるように、少々のビハインドでも西武の選手たちは試合を簡単に諦めない。ソフトバンクが西武を倒して日本シリーズに進むためには守り勝つ野球ではなく、打ち合いを制するしかない。

 力は五分と五分。西武にすれば菊池、多和田、榎田の3人で2勝1敗とし、アドバンテージと合わせて王手をかける算段だったはずだ。その意味でもソフトバンクがファーストステージの勢いを持続させながら、初戦で西武のもくろみを崩した意味は大きい。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/10/18付 西日本スポーツ=

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