ソフトB、雄星対策的中!工藤監督「相手にとって嫌なのは…」

西日本スポーツ

 ◆パ・リーグCSファイナルステージ:第1戦 西武4-10ソフトバンク(17日・メットライフドーム)

 打ち勝った!! 福岡ソフトバンクホークスがクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ(S)初戦を制した。リーグVの西武のエース菊池を5回でKOし、16安打10得点で完勝。アドバンテージで1勝が与えられている西武とタイに持ち込んだ。先に4勝したチームが日本シリーズに進出するファイナルS。チーム史上初の下克上での日本一に向け、勢いづいてきた。

■代打の内川、長谷川勇も快音

 リベンジに燃える工藤ホークスが、獅子に強烈な先制パンチを浴びせた。スコアボードに示された安打数は「16」。CSでのチーム最多記録となる大量10点を奪い、大事な初戦を取った。アドバンテージを含めた星は、これで五分。敵地名物の長い階段を足取りも軽く上った工藤監督は、やや顔を紅潮させ西武撃破にかける選手らの気迫をたたえた。

 「初戦は大事な試合。選手たちが頑張り、投手陣も点をやらないという強い思いを出してくれた」

 レギュラーシーズンの悔しさを晴らすべく一丸となった選手同様、その強い思いを込めた指揮官のタクトがさえた。相手エース菊池対策として「1番二塁」に川島を起用。日本ハムとのファーストS第3戦で先制弾を放つなど好調だった明石を外してまで、8月以降で1試合しかスタメン出場のなかった男に、切り込み隊長役を託した。

 「相手にとって嫌なのは川島君が1番で出ることだと思った」。その指揮官の期待に川島が応えたのは、逆転を許した直後の4回だ。2死満塁で左前に再逆転の2点適時打。沈みかけていたベンチをお祭りムードにし、この回の5得点につなげた。6回にも貴重な7点目につながる二塁打を放つなど、今季は1度もなかった1試合3安打。指揮官の深い信頼が、大一番での大爆発を呼び込んだ。

 明るいキャラクターでムードメーカーでもある川島は、それがチームのためと信じれば、時に選手やコーチ陣にも歯に衣(きぬ)着せぬ意見を投げかける。工藤監督は「チームのことを1番に考えてやってくれる。僕自身も彼に頼ったところもあった。彼がいてくれてよかった」。川島は常時出場が難しい体調不良を抱え、前半戦には足の痛みもあって首脳陣は何度も再調整を検討。それでも指揮官は、今季1度も1軍から外さなかった。

 川島が再逆転打を放った直前には、同じく菊池対策として8番でスタメン出場した西田が2死一塁から右前打を放ち、ビッグイニングを呼び込んだ。「つないでつないで、何とかという思いが全員にあった。ここからもう一度。どっちがあと三つ勝つかということ」。ベンチとナインが一丸となっての初戦白星に、工藤監督の表情には今季最高といってもいい自信がみなぎった。 (倉成孝史)

 王球団会長「打線爆発だね。エースを打ち崩せた。うちはもう勝つしかない。とにかく一戦一戦」

=2018/10/18付 西日本スポーツ=

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