熊本西が九州大会初出場初勝利 エース霜上、5安打2失点で完投

西日本スポーツ

 ◆秋季高校野球九州大会:1回戦 熊本西3‐2佐賀学園(20日・熊本県営八代)

 高校野球の秋季九州大会(第143回九州大会)が20日に開幕し、熊本市のリブワーク藤崎台球場と熊本県八代市の県営八代野球場で1回戦計4試合が行われた。九州大会初出場の熊本西は佐賀学園に3-2で競り勝ち、初勝利を挙げた。2季連続の九州王座を狙った九州国際大付(福岡)は日章学園(宮崎)に5-7で敗れ、来春の選抜大会出場は絶望的となった。長崎商は沖縄水産を8-4、明豊(大分)は鹿屋中央(鹿児島)を7-3で破って準々決勝に進出。21日は1回戦の残り4試合が行われる。

 1点リードの9回2死三塁、最後の打者を遊ゴロに打ち取った瞬間、熊本西のエース霜上は両腕をあげた。甲子園経験を持つ強豪校を破り、九州大会初出場初勝利。「ドキドキだけどワクワクしました。試合前にワクワクしようと選手に話していたんです」。就任3年目の横手文彦監督は笑みを浮かべた。

 15安打を放ったが11残塁。なかなか突き放せなかった。重圧のかかる展開で、エースで主将の右腕霜上が奮闘。2回に1点を許したが制球力の高さを生かして打者に的を絞らせず、被安打5でしのいだ。

 霜上は横手監督が「僕より存在感が大きい。いい指導者になれる」と厚い信頼を寄せる主将。中学まで投手だったが、高校入学後に横手監督の方針で捕手に転向した。現チームになって「熊本西を勝たせたい。そのためには投手が一番いい」と投手復帰を直訴。エースとして九州の舞台で白星をつかんだ。

 今夏の熊本大会は1回戦で千原台に敗れた。甲子園の金足農(秋田)の躍進がナインの大きな刺激になった。「公立校の星になりたい」と横手監督は意気込む。準々決勝の相手は日章学園。1985年夏以来、春は初めてとなる甲子園を目指し、公立旋風を起こす。 (前田泰子)

 佐賀学園・木村佳正監督「浜野があんなに打たれたのは初めてだった。霜上君は適度に荒れていて何に絞っていいかわからなかった」

=2018/10/21付 西日本スポーツ=

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