J1鳥栖 金明輝監督初陣飾る トーレス弾など今季最多タイの3発 残留圏内の暫定15位に浮上

西日本スポーツ

前半39分、ヘディングシュートを決める鳥栖・フェルナンドトーレス(右奥) 拡大

前半39分、ヘディングシュートを決める鳥栖・フェルナンドトーレス(右奥)

仙台を破りガッツポーズする鳥栖・金明輝監督

 ◆明治安田生命J1:第30節 仙台2-3鳥栖(20日・ユアスタ)

 前節17位のサガン鳥栖は仙台に3-2で競り勝ち、勝ち点33で残留圏内の暫定15位に浮上した。契約解除となったマッシモ・フィッカデンティ前監督からバトンを受けた金明輝監督の初陣となる一戦で、元スペイン代表フェルナンドトーレスらのゴールで今季最多タイの3得点。雷雨による中断などアクシデントを乗り越え、苦手のアウェーで今季2勝目を手にした。

 世界的ストライカーの一撃が新体制初戦の勝利を呼んだ。高橋義のゴールで先制してから1分後の前半39分。フェルナンドトーレスは小野の左クロスに反応した。「クロス(の距離)が短かったので、自分を狙っていたことはすぐに分かった。スピンをかけてゴールを狙った」。相手DFの上から頭でねじ込んだ。

 8月26日のG大阪戦以来、リーグ戦では6試合ぶり2点目。チームは2点のリードを追いつかれても、後半33分、8月に加入したジョアンオマリのJ初ゴールで勝ち越した。残留争いの中で4戦ぶりの貴重な勝利。トーレスは「勝ち点3が必要だった。うれしい」と笑った。

 フィッカデンティ前監督が解任され、金監督が就任後最初の試合。「チームの雰囲気が変わって(求められる)プレースタイルも変わった」。変化についてトーレス自身は詳細を明かさなかったが、以前はサイドにも流れていたのを中央に残ってクロスに備える場面が増えた。サイドハーフと連係して前線を活性化。チーム6試合ぶりの複数得点につなげた。

 激しい雷雨により、3-2の後半42分から46分間、試合が中断。チームは戦術確認やストレッチをして過ごし、再開後も冷静にリードを守った。初采配初勝利の金監督は「この状況で(監督の)バトンをもらってノーとは言えない」と振り返り「(個々の)ポテンシャルがあることは知っている。彼らの力を引き出せば残留できる」と力を込めた。監督交代の“劇薬”はひとまず功を奏した格好。あとは残留という結果を出す。 (伊藤瀬里加)

=2018/10/21付 西日本スポーツ=

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