筑陽学園サヨナラ勝ちで8強入り 3投手「我慢の無失点リレー」

西日本スポーツ

 ◆秋季高校野球九州大会:1回戦 筑陽学園1‐0小林西(21日・熊本県営八代)

 来春の選抜大会の出場校選考資料となる高校野球の秋季九州大会(第143回九州大会)は21日、熊本市のリブワーク藤崎台球場などで1回戦の残り4試合があり、初の選抜出場を目指す筑陽学園(福岡)が小林西(宮崎)に1-0でサヨナラ勝ちした。2季連続の甲子園出場を目指す興南(沖縄)は熊本国府を5-2で撃破。エース左腕の宮城大弥(2年)は14奪三振の完投勝利を挙げた。神村学園(鹿児島)は初出場の北陵(佐賀)を12-4の7回コールドで下し、大分は長崎南山を4-1で破った。22日は準々決勝4試合が行われる。

■次は興南戦

 3投手による「我慢の無失点リレー」が筑陽学園のサヨナラ勝利を呼んだ。0-0の9回1死三塁、石川湧喜(2年)の一ゴロで相手が失策。「投手が粘ってくれたので1点を取りたかった」と石川は笑った。

 先発の右腕西雄大(同)が7回1死まで無失点に抑えた。二塁打が出て次の打者に2ボールとしたところで、左腕の菅井一輝(同)に交代した。このピンチをしのいだ菅井が9回無死一、二塁から1ボールとされると、右腕西舘昂汰(同)が登板した。

 西舘は四球で満塁としたが一ゴロ併殺と三振で先制を阻止。「緊張したけど相手の応援歌を口ずさんだら楽しくなってきた」。松井裕樹(楽天)がやっているリラックス方法をまねて気持ちを高め、自己最速の144キロをマークした。

 軟投派のエース西と、左の菅井、本格派の西舘とタイプの違う3投手の継投は秋の公式戦では初めてだ。いずれも打席途中での交代。執念を見せた江口祐司監督は「3人は同じクラスだし、競わせていきたい」と成長に期待する。昨秋の九州大会初戦敗退から一歩前進。「(次戦でぶつかる)興南の宮城君は安定しているので投げ負けないように」と西舘は誓った。三本の矢で甲子園常連校を抑える。 (前田泰子)

=2018/10/22付 西日本スポーツ=

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ