J1長崎、光明のドロー 3戦ぶり無失点 正GK負傷も代役増田が危機救う

西日本スポーツ

 ◆明治安田生命J1:第30節 長崎0-0磐田(21日・トラスタ)

 最下位のV・ファーレン長崎が残留争いのライバル磐田と0-0で引き分け、勝ち点を29とした。試合直前に正GKの徳重健太(34)が脚を痛めるアクシデントがあったが、リーグ戦で26試合ぶりに出場した増田卓也(29)を軸に守りきり、チームとして3試合ぶりに無失点に抑えた。残り4試合で残留圏内の15位磐田とは勝ち点5差。厳しい状況は続くが諦めるわけにはいかない。

■次節は16位鳥栖戦

 互いに攻め手を欠いてのスコアレスドロー。最下位長崎にとっては痛み分けだが、高杉主将は3試合ぶりの無失点を「残り4試合につながる」と前向きに捉えた。

 今季チーム最多9得点の鈴木や元日本代表の徳永をけがで欠く中、正GKの徳重が試合直前のウオーミングアップで脚を痛めて急きょベンチから外れた。不測の事態を救ったのはリーグ戦では3月18日の札幌戦以来の出場となった増田だ。前半40分すぎ、速いクロスに素早く反応して飛び出し、日本代表FW川又が飛び込んでくる前にボールをキャッチ。相手が得意とするサイド攻撃に対して的確に対処し、決定機をつくらせなかった。

 「川又選手はいい動きからゴール前に入ってくるので特に警戒した。プロとして試合に出るために、日々良い準備をすることが当たり前」。昨季J1昇格に貢献した冷静沈着な増田に、「プラス材料。よく頑張った」と高木監督もねぎらった。

 得意なカウンターで前線の連係が乱れ、高木監督も選手交代のタイミングを迷うなど「自分の仕事としてはマイナス点」と悔やんだ。それでも負けなかったのはJ1でもまれ、地力がついた証拠だろう。17~20日に島原でミニキャンプを行い、結束を強化。高杉主将は「追い込まれている雰囲気はなく、みんなが前を向いている」と残留を信じる。

 次節11月4日はアウェーで16位鳥栖との九州ダービー。ライバルを破れば、逆転残留の望みが広がる。 (末継智章)

=2018/10/22付 西日本スポーツ=

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