ソフトB今宮、日本Sいける! フェニックスLでアピール弾

西日本スポーツ

 左太もも裏などを痛めた故障から復帰を目指している今宮健太内野手(27)が27日に開幕する日本シリーズ出場へアピール弾を放った。23日のみやざきフェニックス・リーグ楽天戦(ひむか)に1番遊撃で先発し、初回に先頭打者アーチを放った。守っては患部を気にするそぶりもなく、軽快な動きで打球を処理するなど回復は順調。復帰すれば下克上の連続日本一に向け大きな戦力となる。

 手応え十分だった。プレーボール直後、楽天先発の渡辺佑が投じた3球目、外角のカットボールを振り抜くと打球はきれいな放物線を描き右翼フェンスを越えた。実戦では9月11日の楽天戦以来、約1カ月半ぶりのアーチ。10月20日のみやざきフェニックス・リーグロッテ戦で約1カ月ぶりに実戦復帰後、3試合目で初の長打となった。「しっかり捉えられた。自分のスイングができた」とうなずいた。

 2、3打席目はともに右飛に倒れたが「引っ張りの感覚がよくなかった。きょうの試合の中で右方向を意識してみようと思った」と狙いある凡退に納得の表情。堅実な守備も健在で、5回1死一、二塁では鋭い打球をしっかりと処理した。6回限りで退いたが、「問題なくやれた」と手応えをつかんだ様子だった。

 9月17日西武戦の守備中に左太もも裏を痛め、翌18日に登録抹消。当初は最短での復帰を目指したが、左膝にも痛みが出るなど想定通りに進まず苦しい日々が続いた。それでも懸命にリハビリを重ねられたのは、「このままじゃ終われない」という強い思いがあったからだ。チームは西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)を突破。「強いホークスが戻ってきた。自分もその一員になりたい」と素直な思いを口にした。

 一方で、自分が置かれている立場もしっかり把握している。ファイナルSで今宮に代わり遊撃で4試合に先発した西田が打率5割8分3厘のハイアベレージをマーク。「現状の状態はまだ80パーセント程度。90、100パーセント近くに戻らないと邪魔になるだけ」と自らに厳しいハードルを課す。

 小川2軍監督は「21日の試合まではまだ怖さがあると言っていたが、きょうの試合後は怖さがなくなってきたと話していた。確実に階段を上がってきている」と評価。工藤監督も「順調にはきていると聞いている。初戦に間に合うかは打つことも含めて全力でやれないと、というところはある」と慎重ながら背番号2の復帰に期待を寄せる。

 「しっかり休ませてもらって状態は上がってきた。いつ(1軍に)呼ばれてもいいようしっかり結果を残さないと」。悔しさを晴らす舞台は目の前にある。 (長浜幸治)

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今宮経過メモ

 ▼9月17日 西武戦(メットライフドーム)初回の守りで、ミランダの高く浮いた送球を、体を伸ばしてキャッチした際に左ふともも裏を痛め途中交代=円写真。試合中に東京都内の病院で検査を受け「左半腱(けん)半膜様筋を損傷している疑いがある」と診断された。

 ▼同18日 東京都内の病院で受けた再検査で、同箇所損傷と診断され、出場選手登録を抹消された。ZOZOマリンに隣接する室内練習場で、キャッチボールや軽めのノックなどを行った。

 ▼同21日 筑後のリハビリ組に合流。屋内練習場で約40メートルの距離でキャッチボール、打撃マシンを使い軽めのスイングでの打撃練習。

 ▼10月2日 負傷後初めて遊撃の守備位置でノック。「(1軍の)試合がある限り(復帰の)可能性を探りたい。強度を上げてもし痛めたらその時は諦めもつく」とリスク覚悟でCSでの復帰に意欲を見せた。

 ▼同11日 筑後でスパイクを履かずに打撃練習やノック。CS出場が難しいことを明かす。

 ▼同15日 筑後でのフリー打撃で12本の柵越え。

 ▼同20日 みやざきフェニックス・リーグロッテ戦で実戦復帰。

=2018/10/24付 西日本スポーツ=

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