明豊10年ぶりセンバツ確定 仲間の声で覚醒、藪田が復活満弾

西日本スポーツ

 ◆秋季高校野球九州大会:準決勝 明豊10―4日章学園(24日・リブワーク藤崎台)

 高校野球の秋季九州大会(第143回九州大会)第4日は24日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で準決勝2試合が行われ、筑陽学園(福岡)は大分を延長12回、5-3で破り初の決勝進出を決めた。主将で4番の江原佑哉(2年)が先制打と勝ち越し打を放って勝利に導いた。明豊(大分)は日章学園(宮崎)に10-4で快勝し2季連続の決勝進出。筑陽学園は初、明豊は福岡ソフトバンクの今宮健太内野手を擁した2009年以来となる選抜大会出場がほぼ確定した。決勝は25日正午から同球場で行われる。

■仲間の声で覚醒

 人生初のグランドスラムで明豊の10年ぶりの選抜大会出場を確実にした。6点リードの6回無死満塁から5番藪田源(2年)が左中間スタンドの大楠の中に消える特大弾。日章学園を一気に突き放し、「変化球を狙って打ちました。興奮しすぎて記憶がないです」と興奮を抑えられなかった。

 この試合前まで今大会2試合で8打数1安打と絶不調だった。打席に入る前に4番野辺優汰(同)から「当てにいってるぞ」と声をかけられて目が覚めた。「それまで何で打てないんだろうと思っていた」という迷いが吹っ切れた。「ファウルになってもいいから自分のスイングをしようと思った」と初球の変化球をジャストミート。通算本塁打は11本。そのうち新チームになってから6本目と秋からアーチを量産している。

 チームの目標は明治神宮大会出場だ。夏の大会の準決勝で柳ケ浦に敗れた日、川崎絢平監督に「秋は神宮を狙っていくぞ」と言われた。選手はグラウンドを離れた私生活から見直し、結果を積み重ねてきた。

 2季連続決勝進出ながら、春は九州国際大付に0-13で大敗だった。藪田も背番号20で代打出場したが無安打に終わり悔しさを味わった。「あと一歩なので、自分が神宮に連れていきたい」と、見事な復活を遂げたスラッガーは決勝での活躍を誓った。 (前田泰子)

■日章学園 意地のコールド阻止

 日章学園が終盤に粘った。先発の寺原が5回6失点で降板。6回から登板したエース石嶋が満塁弾を浴びて一時は0-10と点差が広がった。その裏1点を返してコールド負けを阻止すると、7回は3安打で3点を追加して意地を見せた。初の選抜大会出場は確実だが、今夏も宮崎大会決勝で日南学園に敗れただけに、畑尾監督は「決勝進出が目標だったので、みんな泣き崩れています」と悔しがった。

=2018/10/25付 西日本スポーツ=

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