ドラ1甲斐野「五輪の守護神」名乗り ソフトB指名あいさつ

西日本スポーツ

東洋大・甲斐野は1位の指名あいさつを受け、工藤監督と王会長のサインボールを手に笑顔 拡大

東洋大・甲斐野は1位の指名あいさつを受け、工藤監督と王会長のサインボールを手に笑顔

 福岡ソフトバンクからドラフト1位で指名された東洋大の甲斐野央投手(21)が26日、埼玉県川越市の同大学硬式野球部寮で指名あいさつを受けた。大学日本代表で抑えを務めた最速159キロ右腕は、2020年東京五輪を戦う侍ジャパンの守護神に意欲を見せた。

 ドラフトから一夜明け、甲斐野は永井球団統括本部編成・育成部長兼スカウト室長からホークスの帽子をかぶせてもらい、少し緊張した面持ち。「即戦力と見ていると言われた。本当に感謝している」。工藤監督と王球団会長のサイン入りボールを贈られると「直筆ですか? すごい」と表情が和らいだ。

 タカの絶対的守護神サファテに憧れる剛腕の「近い目標」が東京五輪だ。大学日本代表として7月のハーレム国際大会(オランダ)に出場。決勝の台湾戦で胴上げ投手となった。目指すは自国開催五輪での“再現”。「日本を代表する投手になって、そうなればいい」と夢を描いた。

 そのためにはチーム内の激しい競争を勝ち抜く必要がある。今季故障で離脱したサファテ、岩崎のほか、セーブ王の森、球団タイ記録の72試合に登板した加治屋ら、ホークス救援陣の層の厚さは球界屈指。「これからが本当の勝負。必死に食らいついて泥くさくやっていきたい」と誓う。

 東洋大の杉本泰彦監督は、甲斐野のプロでの成功に太鼓判を押す。兵庫・東洋大姫路高3年時に最速141キロだった球速を大学の4年間で18キロ伸ばした右腕を「人に見えないところで一生懸命練習するタイプ。たゆまぬ努力の結果」と高く評価した。甲斐野は「また一から頑張って即戦力の期待に応えたい」と口元を引き締める。タカの主力から侍の守護神へ。大きな夢を抱いて走りだした。 (長浜幸治)

=2018/10/27付 西日本スポーツ=