ソフトB切り札デスパイネ同点呼んだ 二塁内野安打→一塁・松山後逸

西日本スポーツ

5回2死二、三塁、二塁に適時内野安打を放ち、一塁を駆け抜けるデスパイネ 拡大

5回2死二、三塁、二塁に適時内野安打を放ち、一塁を駆け抜けるデスパイネ

 ◆SMBC日本シリーズ2018:第1戦 広島2-2ソフトバンク(27日・マツダスタジアム)

 速攻の「勝負手」がはまった。2点を追いかける5回2死二、三塁だった。工藤監督は先発千賀に代えて代打デスパイネをコール。4球目の外角直球を打った、二塁ベース寄りのゴロは抜けるか抜けないか-。これを菊池に捕球され、万事休すかと思われたが、相手一塁手の松山が送球を後逸。「チャンスだったので、いつものようにしっかり集中して打席に入れた」。適時内野安打と相手失策が重なり、一気に2人が生還し追いついた。

 工藤監督も「あそこは僕の中でも勝負だと思ったので使った。よく打ってくれたというか、よく走ってくれた」と5回の場面を振り返る。CSファーストS、ファイナルSの8試合で打率3割6分4厘、3本塁打、10打点と打撃好調だったデスパイネ。広島先発の大瀬良からも6月15日の対戦で3ランを放っていたが初戦スタメンから外した。

 広島入りした後も、デスパイネは「打撃の状態は決して悪くないよ」と話していたが、DHが使えないセ・リーグの本拠地開催で、左翼の守備に不安があったためだ。村松外野守備走塁コーチは「監督も打撃コーチも(デスパイネを)使いたがっていたんだけどね。守備面を重視した結果です」と説明する。球場入りする前に行われた首脳陣の協議の結果、大砲を外す判断に至ったが、重要な場面で「切り札」として送り出して存在感を示した。

 ただ、西武とのCSファイナルSで、ポストシーズンの同一ステージ最多となる44得点をマークした強力打線が、広島投手陣に苦しめられて全体的に鳴りを潜めたのは事実だ。第2戦も再び「代打待機」となる可能性があるデスパイネが、勝敗を左右する場面で登場することになりそうだ。 (山田孝人)

=2018/10/28付 西日本スポーツ=

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