J2大分、J1へ最大の関門 片野坂監督「得点できれば上に行く権利得る」

西日本スポーツ

松本とのJ2首位攻防戦に向けて選手を指導する大分の片野坂監督 拡大

松本とのJ2首位攻防戦に向けて選手を指導する大分の片野坂監督

 いよいよ天王山!! J2で2位の大分トリニータが28日、ホームの大分銀行ドームで首位松本と対戦する。残り4試合で迎える大一番を前に、リーグ最多得点を誇る大分の片野坂知宏監督(47)はあくまで攻め抜く姿勢を強調。リーグ最少失点と堅固な守備を誇る松本との“矛盾対決”に闘志を燃やした。一方、5位のアビスパ福岡は同日、ホームのレベルファイブスタジアムで金沢を迎え撃つ。直近7試合4得点と好調なFW城後寿(32)は、逆転昇格へ、最終戦までゴールを取り続ける意気込みを示した。

 一貫して「いつもと同じ一戦」と強調していた片野坂監督が、松本の堅守について尋ねられたときだけはスイッチが入った。「どう崩すかという攻撃力が問われる。得点できれば上(J1)に行く権利を得られるだろうし、崩せなければ力が足りないということ。こういう試合を乗り越えることが大事」。J2最少の33失点を誇る相手をJ1昇格への最大の関門と見立てた。

 J2最多71得点の攻撃陣が勝敗の鍵を握るのは間違いない。前節の千葉戦で4-2と完勝するなど、7試合連続で複数得点をマーク。2016年の就任時から追求してきた多彩なパスワークとカウンターの精度が高まっている。片野坂監督は「全員で一体感を持って戦えている。自分たちのやり方を信じてやれば点が取れると少し自信がついてきた」と手応えをつかんでいる。

 一方の松本は対照的に最近7試合で6度も無失点。献身的に全員でカバーし合う運動量を武器に、堅固さはさらに増している。片野坂監督は「自分たちが状況判断を良くしないといけない」と選手たちにより綿密な連係を要求。26日にはゴール前でパスをつないで崩す攻撃練習を行い、監督自ら守備役を務めた。

 チーム最多12得点の藤本憲明(29)は「練習で合わせたことを試合でできればかなり得点できる」と2戦連発へ気合十分。“矛盾対決”を制し、J1への扉を開ける。 (末継智章)

=2018/10/28付 西日本スポーツ=